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初めて見たワ、鞘に入ったままって。
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エルサレムに戻ってからすぐに仕事で忙しく、
休みの金曜の午後、
戻ってから初めて旧市街へ出かけた。

ちょうどムスリム地区は金曜の祈りの時間帯とあって
珍しくシューク(市場)内はひっそりとしていた。

親子でお店を出していた。
お母さんの足下にはぶどうの葉。
中東料理ではこれでお米を巻いて煮る。
ちょっと酸っぱかったり
かなり油っぽかったり
葉っぱが固かったりと
当たり外れも多いので
あまり好んでは食べないかなあ。

男の子の前では見慣れぬ物が。

「おやっ、これはなに?オリーブ???ってことないよね?」

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「これはやねぇ〜、ほれっ!」

おっちゃんがぽんっと手に乗せてくれて、
パカッと開けた。
中から出て来たのは意外な名前の豆だった。
よく考えればこの豆だってそのまま畑になっている訳はない。
ちゃんとこうしてサヤに入って守られてるんやねえ。

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そう、中東料理には欠かせないひよこ豆でございました。
ということは、今の時期が収穫なんやね?
アラブの市場ではこういった季節物の露天がおもしろい。

ロースとしてあるのでこのまま枝豆感覚。
ひょいぱく、ひょいぱくっ。
ビールがほしいね。
by ck-photo | 2007-05-25 23:45 | 中東の食卓+α
ニッポン見聞録  京の街角、シリアのアレッポ
よく考えると、京都ではほとんど写真をは撮らなかった。
3週間の帰国で京都にいたのは
帰国直後と出国直前のほんの数日で、
そのほとんどは両親と友との時間で過ぎてしまった。

母が常用している良質のオリーブオイル石けんを
エルサレムに一つ持って帰ろうかなと、
錦と麸屋町の角の店にふたりで出かけた。

活気ある錦の市場は以前とそれほど変わらず、
地元の人はあまりいないが観光客の姿が目立った。
ぶ〜らぶら、ぶ〜らぶら、
観光客の多い京都は人の歩みもゆっくりで、
追い越し追い越し
麸屋町の角に出た。

「あ、ここ、ここっ。ほら、これこれ」

家では洗面所やお風呂で
丸く角が取れた使いさししか知らなかった。
いかにも手作り風でサランラップで巻いたようなオリーブ色の塊。

「おっ、ツルツルの素、発見!ほんまお尻とかツルツルになるよねえ」

へー、とひとつ掴んで、・・・・ん?

んんんん?????
こ、これは・・・!

「・・・おかーん!
 これ、エルサレムに持って帰ったらアホみたいやん・・・。
 しかも800円て・・・高っ!」

エルサレムの旧市街の雑貨屋で見かける、
アレじゃないのかい・・・。
シリアのアレッポ産のオリーブ石けんだった。

今度買ってみよう。
by ck-photo | 2007-05-25 17:28 | 旅の空
ニッポン見聞録 東京番外編
ちなみにわたしはどこにいても大抵は関西弁を話す。というか、自分の言葉なのだから。イスラエルでもはじめて会う邦人さんには「大阪、の方なんですか・・・?」と、まるでなにか聞いてはいけないことのように問われることがある。「いや、京都です」というと、ちょっと安堵の表情になるのも不思議や。

従兄と入った東京の賑やかな場所の片隅のカフェ。翌日の予定などたわいないことを彼と話していた。ふと、感じる冷たい視線。

・・・・うちは病原体か!?

じーっと、モロいやそうな表情でこちらの様子を伺っている、テーブル向こうの20代の娘さん。そうです、関西弁やで、関西系の人やさかいに。

いやー、あの子、すごい目でみてたよね。と従兄。ほんまやなあ。

東京駅の地下を歩いていて、後ろを歩くサラリーマン二人組の声が聞こえて来た。うれしくなったのは言うまでもない、関西人や。かけよって笑顔でハグしたい気分になった。スティングの「Englishman in New York 」という歌があるが、まさにそんな気分。I am 関西人 in 東京やねん。なんか吉本のお笑い芸人大会みたいでちょっとかっこわるいが、ええやんそれで。

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丹後の里にて。
いきなりの時差ぼけで、朝5時半に目が覚めて外に出た。一面に大きくなったつくしが、いっぱい、きらきらと朝露のパーティー。
by ck-photo | 2007-05-24 04:04 | 旅の空
ニッポン見聞録 其の壱

エルサレムの家を出て20時間後、関空に着いた。重い荷物を引っ張って京都に向かうJR特急はるかのホームに降りる。すーっと静かにホームに入ってきた電車は、あっという間に乗客を吐き出すと、さっと「清掃中」の札がかけられた。3人の若い男子学生、おそらくアルバイトだろう、がサササササッと、どこからともなく現れて、一糸乱れもないロボットのようにマニュアル通りに車内清掃に取りかかる。わりといつも空席の多いはるか。関空駅と京都駅のホームに入るたびにそんなに掃除する必要もないだろうに、でもまあ、職は少ないよりも多い方がいいのだから、まあいいかとか。ぼーっとその作業を異次元の出来事のように眺めていると、おおー・・・。次は、くる、くるりとまるでダンスをしているかのように、椅子全部が進行方向にオートマティックに並び変わる。

なんやらながーい間待たされたような気分でようやく乗り込んだはるかが出発した。清掃夫君たちはホームの一番端にポンポンポンと斜めに並び、にこやかに皇族お手ふりでお見送り。そんな過剰サービスはいいから、代わりにちょっと値段を下げてほしいワ、と思いながらも、やっぱりこのあたりが日本だねえ。

関空を出るとすぐに車内アナウンスが響く。どこかつかみ所のない空気のような、または少女のような、または無機質に録音された機械音。ふわふわとはっきりしない、でもバカ丁寧な、ひょっとしたら外国人はみんな英語がわからないんじゃないか、もしわたしがそのひとりだったらまるでバカにしているのかと思うほどのゆっくりさで、なんとも奇妙な発音の英語案内が流れる。ニューヨークの地下鉄の人間味ある、でもちょっと乱雑な運転手のアナウンスを思い出して、なぜか小さなため息が出る。

大阪を走り抜ける。どこまで行ってもぎゅっと家々がひしめいている。そして右の窓の向こうに高層ビルが見え始め、ああ、大阪やねん。学生のときに時々遊びに行ったよなあ。カッちゃんの家はこの辺なんやろか。新大阪の駅のホームでは、黒っぽいサラリーマン制服のスーツ姿が、イスラエルのカジュルさに慣れた目には新鮮で、でもちょっとおっちゃんたちの疲れた固い表情が悲しいようで、関空から京都までの70分は、こうして直面し始めたカルチャーギャップを消化しようと、どこか不安に過ぎてゆく。京都駅のホームでは両親が待っている。

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今年の春の丹後では多くの竹が枯れていた。
by ck-photo | 2007-05-21 00:19 | 旅の空
さてさて。
さてと。

ながーい間、お休みというかサボっていたブログですが、何からはじめたらよいのやら。3週間ぶりで戻ってきたイスラエルは驚くほどに肌寒く、えーっ?まだ雨なんて降ってるん?曇り空って?と、例年ではこの時期ならすでにあぢーっ、カンカン照りなのに、なんだかとてもヘンテコな天候です。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。

3週間どこにいたかというと、ニッポンにおりました。といっても、落ち着いてひとところではなく、家族のいる金沢と京の都、秘密の谷間での心の洗濯、仕事でお江戸でしたが、いやいや、ニッポン、そして家族ってやっぱりいいですね。

そしてまだ時差ぼけというよりも、アタマの切り替えがうまくできていない昨日。エルサレムはヨム・ヨルシャライム(エルサレムの日)という記念日で、うちの近所ではパレードやら何やらと、あーっ、やかましい。もっさーいハリボテの山車のようなものがちんたらちんたら。あっちこっちから音楽やらなんやら・・・。この記念日は1967年にヨルダンからエルサレムを開放または占領(見かたによって表現が異なる)した記念日ということで、ユナイテッド・エルサレムとしてすっかりお祭りモードなのですが、うーん。ユダヤの人にとってはそうなんでしょうが、エルサレムに住むアラブの人にとってはどうなのかなあとかね。まあ、いいんですが。

さっそくフレンチ・ヒルに住むHさんから電話があり、ウソか本当か夏に戦争するらしいよー、イスラエル。と。もうええやん・・・。なんでやねん・・・。せっかく観光客も増え始め街もなんとなく潤って、以前に比べて多少なりともほっとした気分で生活を始めてるのに。戦争したって和平への状況が変わるわけもないにイスラエル。戦争にあてがう税金の出費ノルマでもあるのでしょうかね(笑)。周りのアラブ中東諸国ももっと考えようよねえ・・・。

そんなこんなで、実を言うとちょっとばかし(いや、かなり)エルサレム生活に飽きてきたのが困ったもので、次はどこに行こうかと検討中でございます。この年齢になってやっと日本に帰りたい気持ちも大きくなったので、仕事のベースも徐々に日本に移したいかなとかね。とかいいつつも、まだまだしなければならないこともあるので、日本に腰を落ち着けるのはまだ遠い夢なのですが。

とにかくバタバタ帰国でしたので、友とも京都で二人会っただけ。あとは家族と仕事の諸々であっという間に過ぎた3週間でした。


イスラエル、ベン・グリオン空港。Wirelessでインターネット接続便利なロビー。イスラエル在住者であれば出国時に免税店で買い置きができ、イスラエル帰国時に品物の受け取りができる。
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イスラエル上空。地中海。何度見ても砂色が興味深いなあ。
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朝靄のトルコ上空。なんとも神秘的。おそらくイスタンブール郊外。
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子供のころよく遊んだ金沢城内。数年前まではここは金沢大学のキャンパスだったのが、今では観光客向けの天守閣やらイベント会場と成り下がりけり。
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谷間の朝・・・
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半島の夕暮れ
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by ck-photo | 2007-05-16 16:55 | 何気ない日々