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monologue25
やはりこういうことにしました。
自分がいちばん書きやすいと思う場所に引っ越します。

以前のようにここでの写真ブログ的な場も必要でなくなり、
ここらで一旦このブログに区切りを付けたいと思います。

エルサレムを出てから今日までの過去ログ、そして今日からの投稿は、
新しいブログmonologue25にて続けて行くことにしました。

それじゃ読者のみなさんとはまたあちらで。
ありがとうございました。
そしてありがとうエキブロ!


追記:これにてここでの更新はおしまいですが、
こちらの過去ログへのコメントはいつでもどうぞ〜。
# by ck-photo | 2008-05-19 22:36 | おしらせ
意味不明さあ・・・
一ヶ月ほど前だったと思うが(時間の感覚がないのでひょっとしたら二ヶ月ほどかも)、「結婚式では一切個人撮影は禁止する」というクロアチアの新しい法律を知った。どう理解してよいのか困ったのだが、結婚式(そして結婚式のパーティ)での写真撮影はすべてプロのカメラマンによるもののみで、家族や友人での楽しいスナップ写真など個人撮影は一切ダメ、不法、罰金を課せられるというものらしい。この法律(そう呼ぶのもアホらしいが)の立案理由はプロのカメラマンの仕事を保護する、みたいなものらしいが、ここは・・・共産圏なのだろうか?!と驚いたのだ。結婚式という非常に個人的なイベントに非常に変な規制をかけられ、いやはや腑に落ちない。

そしてあまり知られていない外国人入国に関する法律なのだが、外国人はクロアチア入国後24時間以内に警察に入国届けを出さなければならない。ホテルやソベ(個人経営の宿)に泊まればそこから自動的に警察に届けてもらえるのだが、例えばバックパッカーで夏のキャンプに来た人たちや、知り合いや親戚、家族を訪ねその個人宅に宿泊する場合などは、いちいち自分で警察に出向かなければならないことになる。そして届け出にはクロアチア国籍の保証人(らしきもの)が必要、その人の住所証明みたいなものも提出しなければならない。一般旅行者には到底無理な話だ(だからこの法律を知っていればめんどうを避けるため一泊目はホテルやソベに泊まらなければならないってことになるわけで)。

しかも警察署内の入国届けの窓口は、朝からボスニアなどからの外国人労働者の長い列。運が悪ければ午前中いっぱい立ったまま待たなければならず、早くても1時間はかかる。保証人にしてもふつうに仕事をしていれば、そんなことにはつき合えない。しかももしやむを得ず一人で届け出を出しに行ったとしても(=受理されないと思うが。笑)、窓口のおばさんはクロアチア語のみで英語を話すとは限らない・・・(確率的にはかなり低い)。そしてそして、署内には外国人でもわかるような「入国届けの窓口は二階↑」なんて親切なサインはどこにも書いてない。

しかーし、本当の落とし穴はというと、空港の入管でもバスでの入国でもそんなことは一切告げられず、どこにも注意事項として書いてない。なので、あらかじめそれを知らずにはじめてこの国に入国した場合(ほとんどの旅行者がそうだと思うのだが・・・)、こんな決まりがあるなんて知りようがないのである。どないせいっちゅうねん・・・。ふつうに考えれば、陸路であれ空路であれ、クロアチア入国時にイマドキらしく一括してコンピュータ管理すれば、誰もそんなわずらわしいことをしなくてもよいと思うのだが・・・。しかも現時点では入国者情報は入管と警察の間では繋がっていない。

が、結局この法律は外国人の出稼ぎをコントロールするためのようなものなのかと、まじめなわたしはそう思っているのだが(笑)、かなりなにもかもが個人的な利害で動くこの国、他にもなにか「えええっ???」と驚かせてくれるような理由があるのだろうか。うん、あるような気がする(笑)。
# by ck-photo | 2008-05-19 02:11 | 混沌の文化
イスラエル60歳、還暦か〜。
いつも仲良くしていただいているテヘランのサラさんがブログお休み中なので、わたしが代わって愚痴ブログを受け継ぐことにしました(なんちって。笑)。

来週だったかにユダヤコミュニティーで行われるイスラエル建国60年記念パーティーで、わたしがこれまでに撮ったイスラエルの写真のエキシビジョンをすることになりました。はい、先日いきなりその話をいただいて、オープニングは来週です(大丈夫か?笑)。

そこでイスラエルにも留学した経験もあるLさんとの打ち合せに行って来たのですが、うーむ・・・、ポリポリ・・・、コンセプトがよくわからない。イスラエル建国記念、つまりユダヤの国であるイスラエル建国を祝っての写真展なのだが、信仰者は抜きにしてまったく世俗社会だけのイスラエル、信仰者の映っている写真は一切イヤだという。はっ?なんで???信仰あるユダヤ人はイスラエル建国の祝いに関わってはいけないの?!すると「オーソドックス・ユダヤ人全員」は兵役に就かずイスラエル建国を認めていないから、このイスラエルの60年を支えて来たのは世俗者のみだ、という答えが返って来た。それなのにエルサレムのアラブ人ムスリムの写真はオッケーだという(彼らが兵役に就いているとは思えないが・・・爆)。うーむ・・・またか(もうがっくりくるなあ〜)。

メア・シェアリムなどに住むウルトラ・オーソドックス(超正統派)と呼ばれる人たちが兵役に就くとは聞かないし、彼らの仕事は国から奨学金をもらって生涯勉学なので世俗者のように税金も払わない。中には世俗国家としてのイスラエルは認めないとする人たちもいる。宗教社会に疎いLさんの「オーソドックス全員」とはこの辺りのウルトラ・オーソドックスのことを言っているのか?やれやれ、そのあたりの区別もできていないほどなのに、思い込みがすごすぎやしないか?別に信仰者の肩を持つわけでもなんでもないが、この歪みはなんなんだと。イスラエルの世俗社会と宗教社会の溝は年を重ねるごとにどんどん深まっていく。宗教社会へのステレオタイプをそのまま思い込んでいる人の多くは、宗教社会に近いし友だちもいなければそこに数年住んでみてその社会の実態を体験し理解たわけでもない。知ろうともしない(別に知らなくてもまったくいいのだけれど、だったら知ったか振りをしなければいいと思うし)。

軍隊に信仰者のユニットもあれば、信仰者のみながみなイスラエル建国に反対して兵役に就かないわけでもない。世俗者でも兵役に就かない子もたくさんいるし。そして信仰家庭の子で兵役に就かない替わりにボランティア活動(ナショナルサービス)に就く子もいるわけだから(たいていは軍服着用)。ましてや60年前、ホロコースト後にヨーロッパからやってきたユダヤ人たちの中にはたくさん信仰者たちもいたし、その子供や孫だってイスラエル人としてがんばって来た人も多いだろう。Lさんが留学していたハイファに、戦後ホロコーストを逃れてヨーロッパから移住して来たとあるユダヤ人のご婦人を知っているが、今70代の彼女も彼女のご主人も立派に職業を持ち、働き、税金を納め、子供たちはみな兵役に就き、彼らの孫たちもいずれ兵役に就く。建国当時からイスラエルを支えて来たイスラエル人一家だ。ラビであるご主人とこの一家はオーソドックス以外の何者でもないのに。そう言う人たちは他にもたくさんいる。

と、そんなことなどで、なんだかなあ〜、あまりにも偏りすぎてておもしろくないからやめよっかなあ〜???、と思ったのですが、それじゃあ好きなのを適当に選んでください、といって写真を渡して来た。さー、どーなるんでしょ?(笑)まあ、ほんっとに驚くほど気まぐれなLさんのことだがら、前日になって企画取りやめ、なんてこともありそうだし(笑)。最後に、なにを根拠にそう思うんですか?と尋ねたら「あたしだってオーソドックスになろうと思えばなれるのよ!だけどならないだけよ!」とちんぷんかんぷんな答えを頂いた。なんだやっぱりそれ(世俗コンプレックス)か。

イスラエル60歳、還暦おめでとう。あーたもいろいろ孫ひ孫のめんどうで大変そうだが、がんばれよ〜・・・。

イスラエル60歳、還暦か〜。_e0009669_1456868.jpg

(photo: 灼熱地獄のマサダっす。)
# by ck-photo | 2008-05-15 15:16 | 混沌の文化
ユダヤ的いのちとせかいのかんけい
先日書いた短い原稿に、ユダヤには「一人を殺すことは全世界を破壊することだ」という教えがあるとちらりと触れたのだが、昨日ニュースでポーランドのワルシャワゲットーからユダヤ人を救った女性が亡くなったと知った。彼女はスカートの中やスーツケースの中に子供たちを隠して、ゲットーから逃がしたのだそうだ。

さて、その「一人を殺すことは全世界を破壊することだ」だが、元々これはミシュナー(250年頃にラビ・イェフダ・ハナシによって編集された伝統と律法の解釈書。トーラーの口伝集)の犯罪法とモラルについてまとめられたネジキム(損害)編、サンヘドリン*:第4章ミシュナ5に書かれている。

そこでは、
法廷で犯罪に対する証言をする人は細心の注意を払い嘘のない事実だけを証言しなければならない。エデンの園の住人であるアダムとイヴ、そのアダムを殺せばそこから子孫は生まれずこの全世界は滅びてしまう。人はみな神の創造物でありアダムであり、つまり一人を殺すことは全世界を滅ぼすにあたる。それを心して証言せよ。
といったことが説かれている。

2500人の命を救った彼女は、2500の世界をも救った。
あっちでもこっちでも嘘の証言や簡単に命が奪われる現代です。

ユダヤ的いのちとせかいのかんけい_e0009669_16395148.jpg

(photo: 大量虐殺の地ヤセノヴァツ)

*サンヘドリン=ユダヤの最高法廷議会(でいいのかな?現在は存在しない)
# by ck-photo | 2008-05-14 17:00 | ユダヤ雑学
夢を見た。
夢を見た。

大学の四回生(関西圏では年生ではなく回生という)で卒業試験期間。キャンパスと歩きながら、実はその年一度も出席しなかった授業が必須科目だったことに気がついて、青ざめる。どうしよう、どうしよう、卒業できない・・・。不安でいっぱいになりながら、なぜかどうやってか卒業してしまう。

夢から覚めたの夢の続きなのか、ぼんやりした意識の中で、
あれ?本当に卒業したんだっけ?
本当は夢の通り落とした科目があって卒業できなかったんだっけ?
今さらどうしたらいいのだ・・・どうしよう。

そして本当に夢から覚めて、
・・・・どっちだったっけ・・・?
・・・・したよね?
・・・・ああ、またこの夢だったんだ。
細かな点は異なるが、わりとよく見る夢なのだ。


もうひとつ同じような夢を見る。
中学の頃、エレクトーンを習っていたのだが、本当はエレクトーンがちんぷんかんぷんで、とにかく毎週いやいや通っていた。そして高校受験を理由にようやく辞めることができたのだが、それが夢に現れる。

どうやって辞めたんだっけ?
ほんとうに辞めたんだっけ?
夢なんじゃないの?
まだ辞められてないんだよ、本当は。
どうして?どうしよう・・・

そして夢から覚める。
なぜこれがくりかえし見る夢なのかはわからない。


最近みた夢。
編集者Fさんにダメダシを食らう。妙に現実味のある夢だった(笑)。

夢を見た。_e0009669_2264022.jpg

(photo: ネゲヴ砂漠のど真ん中で。海も森も好きだがやっぱり砂漠はいいな。)
# by ck-photo | 2008-05-13 02:31 | 夢日記