タグ:嘆きの壁 ( 18 ) タグの人気記事
今日は更新しないつもりだったんだけど(笑)。 カウントダウン 21/31
一昨日から写真のアーカイブを2003年あたりからずっとにらめっこしているのだが、一枚一枚、ああ、そういえば、ああ、そうだった、あー・・・、いろんな事件やストーリーを思い出した。

いったいいくらあるのかわからない枚数の写真も、これでいいのか?というものが多い。なにかをしようと思ったら最低20年だね・・・、なんて思ったら、わたしはやり残したこと以外にいったいなにをしてきたのかと、どれも中途半端でなにひとつ納得していない。人って、ホント、おかしな生き物だね。自分はどうしたいのか、なにをしたいのか、なにを言いたいのか、そこから先どうしたいのか、しばらくちゃんと考える必要あり。

2006年7月25日。いとこの誕生日のイチニチ後。
e0009669_11264021.jpg


そうだった。

神殿の西の壁の前に、何万という人が祈った日だったっけ。ガザ撤退の行く末を、それぞれがそれぞれの想いで壁の前にいた。
e0009669_1128075.jpg



この伸ばした手は、どこに、誰に、なにを叫んでいたのだろう。
祈り。
そのパワーに、
自分がなにかに祈り続けてきたからなのか、そうではないからなのか、
あの日のことを思い出し、なぜだか目頭が熱くなった。
e0009669_1130198.jpg



つまりは、結局なんだかんだ言いながら、この約十年のエルサレム時代は、この国の政治的にも個人的にもけっこうおもしろい時代だったんじゃないかと思った。やっぱり人っておかしな生き物だ。一つのオワリにあたり、見えてくるいろいろなこと。

さーっ、
ヨナカ、じゃないか、明け方か、にいつまでもひとりでこんなことをしていては、精神衛生上よろしくありませんな。といっても、いろんな理由でこれも今やらなきゃいけないことのひとつだから、コツコツやってますが。

コメントの返事はもちっと待っててね。
さ、そろそろ寝よっと。
明日もよい天気になるといいね、エルサレム。


ちょいと私信:寧夢さんへ(読まれていたらですが。笑)。
そう、一生、I will learn ですよ。


追記:今週の「金曜の市場」はお休みです。
なぜならば、昨日の夕方に行っちゃったから。(笑)
[PR]
by ck-photo | 2008-01-25 11:36 | 戦争と平和
いろんな人がいるもんだ
e0009669_194250.jpg

(Nevei Tzedek, Tel Aviv July/2007)

地中海の街テルアヴィヴに
ヤッフォーやネヴェイ・ツェデックという
古い町がある

この辺りでみかける猫さん
なんかこう
ほそなが〜い
つ〜ん

エジプトの猫みたいで
エルサレムでは見かけないタイプの猫

エルサレムの猫がどんなのかと問われたら
これまた困ってしまうけど

自宅の下の階に住むオヤジ。
[PR]
by ck-photo | 2007-09-04 01:48 | エルサレム・エルサレム
種が多い・・・。
e0009669_2238631.jpg

なすび。
米なすのように大きくて、
しかも種が多い・・・。
つぶつぶぶつぶつが苦手なわたしには
ちょっとブキミだ。

しかも、
なすびを口に運びながら
この種が気になってしょうがない。
おなかこわすんちゃうやろか〜。
おなかひえるんちゃうやろか〜。
だったら食べなきゃいいんだけど、
揚げなすは美味しい。


市場に行く前に所用で行ったダウンタウン。
あああー、
金曜の午後、
安息日前の
エルサレムのダウンタウン・・・、

とにかく五月蝿い・・。

賑やかでよいじゃないかって?

もうすぐユダヤの祭り、
ユダヤの暦の中でも最大級の行事がやって来る。
新年とヨム・キプール(罪の告白をし祈る日)。

おかげでこれからの数週間のエルサレムは
夏休みを利用して親戚を訪ねたり
お祭りをエルサレムを過ごそうとする
主にアメリカからやって来るユダヤの人たちで溢れかえる。

大学生ぐらいの
若いアメリカ系ユダヤのオネーさん、オニーさん、
エルサレムへと夏の短期留学もいいけれど、
いやはや、その前に他人の迷惑にならないマナーを身につけましょうねえ。
地球はあーたたち中心に回っているわけではないワケで。

はーっとか、ため息が出る自分。
気にしなきゃいいんですが、
耳障りな目障りな雑音が欲しくて
カフェに行ったわけじゃない。

もう彼らほど若くないだけのことなんでしょうかねえ。
自然の摂理、もちろんそれでいいんだけど(笑)。
[PR]
by ck-photo | 2007-08-31 22:47 | 中東の食卓+α
ひとつの歴史的瞬間だったんだよねえ
2005年にイスラエルがガザ撤退した時だった。

ガザに住んでいたユダヤ人たちは自国の軍隊に追い出され、今でも住居もなく職もなく、いわゆる難民化して流浪している人たちがいる。あの時、よほどガザまで行ってみようかと思ったものの、テレビに映し出される泣きながら抵抗するユダヤの人々の姿に、その答えは明白だった。そういう姿に向けるカメラは私にはないなと。

e0009669_3212861.jpg

(「praying」Aug.2005 The Western Wall, Jerusalem )

そのガザ撤退の前に昔のユダヤ神殿の西の壁(嘆きの壁)で行われた、撤退を阻止する祈りの集会でのワンシーン。壁の前は祈る人々で埋め尽くされていたあの日の夕暮れ。著書「ロスト・ラゲッジ」の表紙のイラスト(ブログ右下)は実はこれがオリジナルなのですが、今考えればわざわざイラスト化するのであれば写真のままでもよかったんじゃないかと。ま、今更ですが。

今でも好きな一枚ではあるものの、でもやっぱり二年の月日は大きいモノで、いろいろとアマいね・・・。なーんって言えるほど進歩したのかは別問題ですが。わははっ。
[PR]
by ck-photo | 2007-08-08 08:15 | エルサレム・エルサレム
ねずみ
エルサレムは猫が多い。旧市街やナハラオットと呼ばれる地区では、ノラ君たちでいっぱい。新しくうちの家族になった猫2匹。数週間前、まだ手のひらサイズだったくーたん(くまお)を手のひらに乗せて撫でていると、ふと、「キミは色が色だけにねずみにも似てるね」。と、その瞬間、すっかりゴミ箱に捨てたはずの記憶が戻って来た。

7、8年ほど前のこと。あの頃は旧市街のユダヤ地区にいくらかの知人がいた。アメリカーンなそのグループはいわゆるアメリカン・ユダヤのお金持ちが多く、飛行機を売っている人やフロリダの弁護士、ビバリーヒルズに豪邸をかまえる薬品化学博士など、桁外れな財産の持ち主たち。彼らの間では旧市街のユダヤ地区、その嘆きの壁のそばに豪邸を構えるのがステータス。しかし立ち振る舞いや品のなさなど、いやはや、アメリカーンな成金だ。

その一人に40歳ぐらいのAという、ちょっと変わったオトコがいた。元バリバリの正統派ユダヤ育ちの彼、ラビの資格も持ち、ユダヤの教えにはかなり精通した人だった。脱ひげもじゃ正統派ののちは、モダンオーソドックスとなってコンピュータのプログラミングをしていた彼は、どこか普通の人とはちがう何かがあり、成金アメリカーンたちからは「天才」だとか呼ばれ、Aは何をしても許された。わたしから見れば、Aは確かに頭は良いがとてつもなく人の心を自分によいように操るのがうまいオトコだった。

ある時、そのAが子猫を殺したらしいという噂が流れた。わたしはこの人ならやりかねないと確信があった。しかし、Aというオトコは問うたところでそんなことを正直に告白懺悔するような輩ではない。そしていつの間にか真相はわからずじまいになっていった。

それからしばらくして、わたしがNYに住んでいた時。リンカーンセンターのそばに住む、Aの知人シルビオに偶然会った。心地よい彼のアパートでお茶を飲んでいるうちに、話の流れであの噂の話になった。シルビオは彼の従兄とともにあの「事件」の現場にいたという。「あんな恐ろしい光景を見たのははじめてだったよ・・・」。

あの日、イスラエルを訪ねていたシルビオは、エルサレムの旧市街のAを自宅を訪ねた。空いていた門をくぐり前庭にゆくと、シルビオはAがそこで何かを何度も踏みつぶしていたのを見た。Aの足下には頭を踏まれて痙攣を起こしている子猫がいた。「何やってるんだ!」シルビオはAを止めたが、Aはニヤッと言い放った。

「フッ、旧市街の猫なんて薄汚いネズミと同じじゃないか」

シルビオは吐き気を覚えて、すぐにAの家を去った。

この話をシルビオから聞いて以来、わたしはAと彼を取り巻く旧市街のアホなアメリカーンどもと交流を断った。この真相を耳にしたアメリカーンたちは、声をそろえて「言われてみればそうかもねえ・・・ゴミあさってたりするし・・・」。カリスマ的存在のAの取り巻きでいることから離れられず、Aに嫌われたくないがために何が正しいのかも失っている哀れな人たち。

ねずみ、だったら踏みつぶしてもよいという法則はどこにもない。仮にも神の教えを学んだ人間のすることでもない。慈悲ある人格なら、無学でも有学でもそんなことはしない。仮に、旧市街の猫=ネズミが正論であるのなら、彼らに向かってこう言ってやればよかった。

「ヒトラーもドイツではユダヤ人はネズミと同じだから殺していいって。じゃ、これも十分納得いく話だよね?」

その時のあの人たちの顔をぜひ見たかった。
[PR]
by ck-photo | 2007-08-03 20:09 | 混沌の文化
5767年、アヴの月の9日  − 神殿の前にて

e0009669_22433594.jpg

e0009669_22514724.jpg

e0009669_2242585.jpg

e0009669_2249268.jpg

e0009669_22562836.jpg

e0009669_22572450.jpg

e0009669_2321399.jpg

[PR]
by ck-photo | 2007-07-24 23:10 | ユダヤの暦
真夜中の立ち話
e0009669_22331444.jpg

(東エルサレムにて)

クリスチャン&ムスリムなアラブ人の多い東エルサレムと旧市街。在エルサレム Yes No に関わらず、ユダヤ系イスラエリーに聞けば「おっかね〜!(お金じゃないよ。笑)とてもじゃないけど行けんぞ」という。ええ〜?そうかなあ〜。全然平気やけど。「それは君がユダヤ人らしい風貌じゃないからや」と、一瞬もっともらしい気もするが、観光客だってアタマのおかしいアラブ人に刺殺されることもあるのだから、あまり関係ないような気もする。運でしかない。同じイスラエル内でも、イスラエル人にとってですら、東エルサレムはもちろんやはり旧市街は特殊な街であり、そこの現実が掴めないらしい。

昨夜、ティシャベ・アヴの祈りに訪れるユダヤ人たちを撮影しに、アラブ人の門であるダマスカス門から旧市街へとアラブ市場を抜け、嘆きの壁の前に出た。アラブ地区の所々に、万が一のユダヤ人とアラブ人の衝突騒動のためにユダヤの警察官たちの姿あり。以前ならばこれだけ警察官が待機しているときは、恐れをなしたアラブ人たちの姿を路上で見ることはなかったが、ここ数年では彼らもおかまいなしにあちこちでたむろしている。中には情けないことにおちょくられているユダヤの警察官もいる。

ユダヤ人にとって聖なる神殿の崩壊を悲しむ日であるはずのティシャベ・アヴ、これもまた変わりつつある。以前は真剣に神殿の西の壁(嘆きの壁)の前で悲しみ、祈りを捧げている人たちが圧倒的だったが、ここ3年ほどで西の壁はアメリカ系ユダヤ人や、入植地に住む若いユダヤ人たちのイベント会場のようになってしまった。この晩にはエルサレム郊外の各入植地から西の壁行きのチャーターバスが出ることもあり、イモ洗い状態の西の壁の前で友達と連れ立って楽しそうにはしゃいでいる、または携帯電話中や記念撮影中のティーンエイジャーも多い。その波の合間にぽつん、ぽつん、と悲しげに床に座っている人たちの姿を垣間見る。

何千年も昔に起きた神殿の崩壊を、これだけの時を超えて実感し悲しむことはほとんど不可能に近いような気もするが、それでもこうしてその日を忘れまいとする精神はすごい。が、おそらく、もうティシャベ・アヴを求めてかつての神殿の名残に出かけることはないと思った。
[PR]
by ck-photo | 2007-07-24 22:04 | エルサレム・エルサレム
記念写真のそのまた記念写真
ユダヤの神殿の西の壁、嘆きの壁の前でパチリ。
オーソドックス・ユダヤの家族写真。
e0009669_194025.jpg

e0009669_1104893.jpg

神の偶像を作ってはいけない。
人は神の形を模って作られた。

なので、彫刻や絵画などのユダヤの芸術(または芸術家)もあまり発展しなかったし、
オーソドックスでは、人物の写真を撮ることはあまりない。

家の中では、精神生活に余計な情報を得ないようにテレビやラジオがないことも多いのに、
こんなデジタルカメラを持っているとは、なかなかモダンやなあ。

ちょっと珍しいなあ、こんな光景。

e0009669_1112891.jpg

と、記念撮影をする家族の記念写真を珍しがって撮るワタシ。
それをまた誰かが珍しがって撮っていたりして。


おしらせ:8月いっぱいはどうにも忙しいので、おそらくコメントのお返事は無理なような気がします。が、みなさんのコメントを楽しみにされている方もたくさんいらっしゃると思うので、開けておきます。8月はこういう形ですがどうぞよろしく~。
[PR]
by ck-photo | 2006-08-08 01:26 | 混沌の文化
5766年アヴ月の9日
さて、昨日はユダヤの暦では5766年アヴ月の9日。

他宗教であるキリスト教を起源とする西暦2006年8月2日の日没から8月3日の日没が、崩壊したユダヤの神殿を嘆き断食をして、再建を祈る「ティシャ・べ・アヴ」となりました。

昨夜おそく、真夜中過ぎの嘆きの壁の前へ行ってきました。

祈りをささげている人、すでに疲れて寝ている人、お祭り感覚で遊びに来た若い人たち、などなどたくさんの人たち、いろいろでした。写真は こちら でどうぞ。
e0009669_6494099.jpg

数人の友達と壁の前の広場で寝そべっていたこの青年。
カメラを見てニッコリ。そして、ちょっと不安げに

「この写真はどうするの?まさか・・・アラブ関係・・・、じゃないよね?」

数年前、報道に使われていたイスラエル兵士の写真をもとに、アラブ側がその兵士の身元を割り出し、誘拐するという事件などが起こりました。それからは、兵士の顔写真などは一切撮影禁止になっていたことがあります。

この彼の何気ないような一言。しかし、決して何気なことではなかったのですね。
「アラブではなくて日本だよ」と伝えると、親指を空に向けてもう一度笑顔に戻ってグッドサイン。
日本の主な報道が反イスラエルであることは告げませんでした。

神殿についてはこちらをどうぞ。
[PR]
by ck-photo | 2006-08-04 07:07 | ユダヤの暦
Praying for today
二日前の夕暮れは、ゆだやの暦ではアヴの月初めでした。

このアヴの月は、むかしむかし、ゆだやの神殿の崩壊が起こった悲しみの月。
アヴの月のついたちには、神殿の西の壁の名残(別名:嘆きの壁)で、その崩壊の悲しみに祈りがささげられました。
そして、ここしばらくの情勢への祈りも同時に行われ、夕方6時半すぎから日が暮れる9時ごろまで、何万という人たちが祈りに訪れました。
e0009669_19511235.jpg

もっと写真を見たい方はこちらでどうぞ。
同じ写真のスライドショーもあります。


その夜、ハイファに住む知人のマーク氏とエルサレムの街角でバッタリ。せっかくだからと、カフェに入ってしばらくぶりの近況報告。彼は以前、エルサレムでファラフェルやシャワルマのレストランをしていましたが、不況でお店がつぶれて、その後は家族の住むハイファで生活をしていました。が、最近また、エルサレムの知人の店でお手伝いしているのだそう。

先日もそのマーク氏についてちょっとだけ書きましたが、彼の10歳の息子さんは、ハイファからリション・レツィオンという町のおばあちゃんの家に疎開中。ハイファでは一日に何度も、ロケット弾が飛んでくるたびにサイレンが鳴り、地下のシェルターへ非難しなければならない。そんな環境はやはり子供にとって恐怖とトラウマを植え付けるだけでよろしくない。

カチューシャ弾ってなに?という話になって、マーク氏に教えていただいたのは、とどのつまりは、非合法の爆弾だということでした。カチューシャ弾に何千という弾丸が入っていて、着弾するとそれが飛び散り人を殺すのだそう。当然、公で認められている軍隊では使えない武器なのだそうですが、ひずぼらはそういった軍隊ではないから、遠慮なく使っていると。(このあたりのことに興味のある方は、各々でご確認を。)

そんなマーク氏のハイファの家から200メートルほどのところで、つい先日も、爆弾が落ちたそうです。そこで息子さんだけではなく奥さんもリション・レツィオンで週の半分を過ごし、マーク氏もハイファ、エルサレム、リション・レツィオンの三つの町を行ったりきたり。

昨日もこちら側の兵士たちが何人も亡くなったようです。
ればのんの市民も大変でしょうね。

西の壁での祈りは、いったいいつ、届くのでしょうか。
[PR]
by ck-photo | 2006-07-27 19:35 | ユダヤの暦