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春の便り
エルサレムからハイファに向かう長距離バスで2時間、
地中海ぞいの街の仕事場からこんにちは。

お昼休みでオフィスは静か。
窓の外は・・・やしの木が揺れてトロピカルやなあ~。
きっとLAとかフロリダみたいかも?
日本の5月ぐらいの陽気。

朝7時にエルサレムの自宅を出るときはマフラーにコート。吐く息も白く。
でもこっちに着いたらうす手のセーターでもぜんぜんOK。
ほんの2時間ほどですごい気温差。
やっぱり地中海沿いの街っていいなあ。

来る道すがらバスの車窓から
イスラエルの桜、アーモンドの白い花が咲いているのが見えました。
今年は一ヶ月ほど早いね。
来週にでもアーモンドの花の写真を撮りに行こう。

ということで、なんとなく仕事をして
なんとなくぼーっとしてます。
ブログはちょっとさぼり気味。
ん、ま、たまにはいいんでは?

また来週からちゃんとしまーす。
(おそらく。笑)


おっ、昼休みも終わりかな。
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by ck-photo | 2007-01-17 20:34 | エルサレム・エルサレム
お野菜の生活がしたい。
今年のささやかな目標。


『できるだけベジタリアンな食生活』


エルサレムに住みはじめる前はドイツのハンブルグとベルリンにいたのですが、このときのお仕事はいまのデスクワーク仕事とはまったく正反対。マクロビオティックのレストランの厨房にいました。ドイツ以前、京都に住んでいたときもいろいろと掛け持ちしていた仕事のひとつには、お豆腐とお野菜の料理屋の厨房だったりと、かなりそちら(どちら?)系の生活でした。

そしてエルサレムでもはじめはもちろんマクロビオティックを、と思っていたのですが、半年もするかしないかで降参。というのも、この中東という気候でのマクロビオティックといっても、一年の大半の夏季は暑くて暑くて調理したものを食べる気にはならない。ローカルな野菜はトマトやなすび、ズッキーニ、パプリカやピーマンが主流。野菜の中でも大好きなブロッコリーは高価で手が出ても冷凍物。自然食品店においてあるお豆腐やテンペなんて毎日食べてたら破産します・・・。オーガニックも稼ぎがいくらあっても足りない・・・。そうなると、玄米を炊いても一緒に食べるものがなく、やっぱりこの暑さじゃ安上がりなホムスやピタパン、トマトときゅうりのサラダ、ということになる。それがこの土地にピタッとあった食べ物だなあと。

そんなこんなで、エルサレムに住み始めてから半年ほどで、オーガニックではない普通の野菜に手を出し、お魚は食べていたけれど暑さやストレス、多忙、などなどで今ではその面影もないけれどガリガリの骨皮筋子。それから数年ほどそんな調子だったので、どんどんと体力不足になってふら~ふら~。これではまずいと、ついつい鶏肉にそして牛肉に手が・・・。

そうしていつの間にやらすっかりベジタリアンの食生活から脱落。しかもひたすらデスクワークで、ここ3年ほどでおそらく10キロぐらいは増えた。

最近は不味さからお肉は遠のいておりますが、なんとか今年は原点に戻って、もっともっと野菜とおコメ、ちょっとお魚(エルサレムじゃ高いからね・・・)、の生活にしたいなあ。が、市場などの物価がどんどんと上がっているエルサレムです。

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    小さくて硬いお豆腐3丁と、このステーキランチセットがほぼおんなじ値段ね・・・。
 七草かゆが食べたーいっ。
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by ck-photo | 2007-01-07 10:43 | 中東の食卓+α
お賽銭箱、ひっくり返し!
そういえば、先日、書き忘れたことがありました。


子供のころ、鐘つき堂のお菓子係もそうでしたが、
もうひとつお仕事がありました。
お正月が終わると御堂に行きます。
そして何をするかというとですね・・・・



お賽銭ドロボウ!



ではなくて、お賽銭箱をひっくり返す。



そうです。
木製のおもーいお賽銭箱を開けて
新聞紙をしいて小銭を数える。
やってみたいでしょ?わははっ。


もちろん初詣の参拝者が何万人とか言う大きな寺社ではないので、
ほんのお小遣い程度の金額。
10円や5円玉が多くて多くて、
だんだん指先が銅くさくなる。


大人にしたら寒い御堂でめんどうな作業(おそらく)。
でも子供にとったら、たくさんの小銭を前にワクワク。


それもまたお正月の行事の一つでした。



ということで、お正月話はこれくらいにして、
また次回からは普通の中東の日常でございます。はい。

ほんまに寒いよー、エルサレム。
元旦二日目は近所に住むベテランガイドのSさんと
母に送ってもらった昆布巻き、かまぼこ、
久しぶりに作ったなんちゃって肉まんを食べました。
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by ck-photo | 2007-01-05 02:29 | エルサレム・エルサレム
イスラエルの花
毎年クリスマスイヴとクリスマスは空模様が大荒れに荒れるエルサレム&ベツレヘムですが、今年はなぜかよいお天気でした。と思ったら、今日になって荒れましたねえ。今年はカミサマは一日間違えましたかな。かなりべたべたじめじめ寒いです。

最近ちょっと暗めの写真が多くていけませんが、「花」について。
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イスラエルの花は以外と美しく、ヨーロッパに輸出しているものもあるそうです。が、がっくりなことがひとつ。輸出しているのはどうかしらないけれど、エルサレムの花屋の店先でそれらの美しい花をくん~くん~しても、ぜんっぜん、匂いがない。子供のころから大好きなフリージアはあの香りがあってこそだと思うし、バラだってやっぱりあの香りがないとつまらない。はじめのころはこちらの鼻が悪いのかと思いましたが、いやいやそうではなくて。しかも、バラだったら花瓶にさして一ヶ月ほども開かず枯れず・・・。いったいこれは造花なんでしょうか?と。11月の半ばに買った写真のこのバラも、この状態で一ヶ月ほどもちました・・・。その代わり、感想の激しい夏場は3日ほどで花瓶に入ったままパリパリパリっとドライフラワーになってます・・・。どないやねん・・・。

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香りある本物の花に触れたいなあ。

ちなみに、シクラメンはこのあたりでは高価な観賞植物ではなく、まったくの野生ですな。もちろん花屋にも並びますが。うちの近所の公園では、2月ごろからあっちこっちの岩の割れ目に咲きます。
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by ck-photo | 2006-12-27 04:53 | エルサレム・エルサレム
フツパ事件簿@アメリカン・コロニー・ホテル
先日のこと。1900年代のはじめ創業、エルサレムでも歴史ある「American Colony Hotel(アメリカンコロニーホテル)」へ友人とお茶に行ったときのこと。

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このホテルは古くから世界中のジャーナリストたちの贔屓宿というものの、かなり辺鄙なところにあり、歩く気分ではなかったので、ぴっかぴかのベンツで運ちゃんはアラブ男のタクシーに乗った。どうやら彼はわたしたちを観光客またはショートステイの外国人にわか住人だと思って、ホテルまでの道のりをぐーるぐーると余計な回り道をし始めた。

友人(男性)が助手席に座り、わたしは後部席。この友人は欧州からエルサレムに移住してきて7年ほどで、でもあまりイスラエルのフツパ(受けいれがたい悪態、無礼)気質になじまず、いまだに欧州の礼儀正しき男性。タクシーも自動的にメーターをかけてくれているものと思ってしまうらしい。

後部席に座っていたので、はたしてメーターが回っているのかよくわからず、まあいいわ・・・と思いながら、ホテルに到着。さて、降りようとすると、アラブ運ちゃんが「じゃ、45シェケル」と、ふつうなら25シェケルあたりのところを、なんともフツパなことを言い始めた。欧州紳士の友人はびっくらこいて、「そんな話は聞いていない、メーターはどうした?」とまっとうな返答。アラブ運ちゃんはここぞとばかり、「乗ったときにヘブライ語でホテルまでは45シェケルだよ、と言っただろうが!」と怒鳴り声。

聞いてないなあ・・・そんなこと。と思うも、男社会に生きるアラブ人相手の場合は女性は黙っていたほうがいい。友人とアラブ運ちゃんの水掛け論がヒートしはじめて、当然45シェケルも払うつもりもないわたしと友人は、「そいじゃ、払わないから」と一言残し、ホテルのロビーへと。

「こいつら払わねえって言いやがるんだ!X&%*$(#)@_!)*&$$#!!! (放送禁止用語の羅列)」

と、ロビーまでアラブ語の汚い言葉で罵声を飛ばしながら追っかけてくる運ちゃん。アラブ語はわからなくとも、そういう言葉は自然と理解できる。ロビーのフロント係りがすばやく警備員を呼ぶと、さらはアラブ運ちゃんは「警察を呼べ!警察だ警察!」と野太い声で叫ぶので、そこでこっそり友人に耳打ち。

「うん、警察呼べって方向に持ってったほうがいいよ。メーターなしでの営業は法律で禁止されてるから、捕まるのはあっち。」

それを聞いて、ふふんっと勝ち誇る友人。

「オー、それじゃ、呼んでもらおうじゃないか。だって、おまえ、それって違法だろ?」
「な、な、なんだと!汚いユダヤ人め!すべてのユダヤ人はお前のようなやつばかりだ!」
「オー、すべてのアラブ人はお前みたいなずるいやつばかりか?」

と、こんなちょっとした言い合いでも、宗教や民族が入り込む。で、だんだんと無駄に疲れてきたので、運ちゃんには「ほなサイナラ」と、ホテルのカフェに向かう。そうなればこちらはホテルのお客、でも運ちゃんは警備員が止めるのでさすがにそこまでは入ってこられない。

それからしばらくすると、カフェに警備員が申し訳なさそうにやってきて、他のタクシーの運転手に問い合わせたら、わたしたちの乗った距離だと25シェケルが妥当だとのことなので、申し訳ないがそれだけはこのアラブ運ちゃんに払ってもらえないかと。それならいいですよと、25シェケルを運転手にと警備員に渡して、一件落着。

と、いつものエルサレムの光景ながら、なんて疲れる日常なんだろうか。でもこのホテルは同じアラブ人経営といえども、まさにそんなエルサレムのオアシス。石造りの小さなアラブのお城のようでちょっと息抜きに最適。とはいうものの、そこにたどり着くまでがしんどすぎか・・・。

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by ck-photo | 2006-12-26 03:05 | エルサレム・エルサレム
ユリ・ゲラーの再来
もうすっかり記憶のかなたに忘れさられていましたが、こういうイスラエルの方がいらっしゃいました。

ウリ・ゲラー。e0009669_6455958.jpg

そう、かのスプーン曲げの教祖様。ユリ・ゲラー殿。英語のスペルがUriなので、日本ではユリですが、地元ヘブライ語だとウリですね。現在は英国で、とっても大きなウリ・ゲラー御殿にお住まい。で、なぜ今になってかはわかりませんが、テレビ局の特集で昨日と今日、そして来週にまたがってウリ・ゲラー特集なイスラエル。流暢にヘブライ語を話すウリ・ゲラー。と、イスラエル人なので当たり前なのですが、ずっとどこか他の国の方だと思っていたのでなんだか不思議。

今回の番組の目玉は、ウリの後継者選び。いわゆるそのー、ひとつの超能力者というんでしょうかねえ、となぜが口調が長島サンっぽく怪しくなってしまうのですが、マインド透視など特殊能力を持っている人たちが競い合う。そして最終的にはその中の一人をウリが選び、「ザ・ウリ・ゲラー後継者」が確定されるというものらしい。今夜の出場者5人の中にも、おおー、「送ってください送ってください、ほら、みなさんの念力をテレビを通して~・・・・・・、やった!割れた!」と、ステージの上のグラスがパリーン。・・・いや、ほんま、割れましたワ。来週はどうなるのでしょうか。

そして番組のはじめには、当然のごとく、ウリの超能力をテレビを通してこちらに送られましたよ。なんだか妙に懐かしい。「□ ☆ ○ + ~~~ 」の5つからウリがひとつ選んだものを、テレビを通してウリが目ぢからで視聴者にバッチーンッ。

「ほーら、今から送りますから、いいですか、僕の目を見て~!エイヤッ!」

いやー、ウリの目がかなりキラリと光って、はい、ちょっと怖かった・・・。で、視聴者はウリからの「キタキタキター!」のイメージを番組宛に電話投票。ウリの目ぢからからわたしが受け取ったイメージは「□」。誰がなんと言おうがこれ。番組最後にその回答があったので、どうよ?と思っていると・・・「☆」!ぜんっぜんちがうやん!ということで、わたしにはそういった能力皆無という現実。

とかなんだかんだと、久々にこういう「元祖いんちきくさい番組」を見たので、結構おもしろかった。いえ、こういった能力そのものがいんちきくさいのではなくて、イスラエルだから余計に眉唾ものに見えるというか。でも四国ほどのイスラエルですでにこういう方々が最低でも10人ほどいるということは、世界中にたくさんいるということでしょうね。すごいなあ。さて、来週後継者に選ばれるのはどなたなんでしょうか。楽しみの少ないイスラエルで(特にテレビでは)、なんだか妙に楽しみです。


(この番組のコマーシャルがまたなかなかのでき。ウリのウェブで観覧できます。そちらの真ん中にある「Uri Geller's Articles and News」をクリックするとそのコマーシャル映像が流れます。その下の写真はこれまたなぜかあべ総理。わははっ、なんだかおかしい。

このテレビ局のウェブで本日の番組の一部が見られます。
右下の画像画面をクリックするとウリさんが登場。)
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by ck-photo | 2006-11-19 06:46 | 中東の職人技
宝石じゃらじゃら・イスラエリーデザイン
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仕事がまったく進まないので、気分はまるで試験前の学生。ちょっと仕事をしては「ああ、そうそう、部屋の掃除がねー・・・」とか、妙に落ち着かず。気がつけば、ああ、今日も一日終わってしまった・・・。かなりまずい状態です。今月いっぱいというか、今年いっぱいはカツカツ状態。はひー。

11月2日に載せたゲイパレード反対デモですが、あれから連夜白熱。テレビで毎晩映し出される様子は、もうわたしごときがうろちょろするような状況ではなし。騎乗隊も路地の中まで入り込んで学生をとっ捕まえる、炎もかなり大きくなっているようですね。これについては、ゲイパレードを阻止したい警察が正統派の彼らにデモを起こさせたのに、結局上からはパレード続行指示が出てしまいどうにもならなくなった、という話も聞きますね。なんのこっちゃ・・・。

さて、こちら。エルサレムのジュエリーショップなどでよく見かけるアクセサリー。ストーンとビーズでかなり大振り&カラフル。胸元とがばばーんっと開いたシンプルな服に似合いますね。が、やはりエルサレム。そんなおしゃれセンスのある女性は少ない。ちょっと中堅クラスのグラマラスなおばちゃんが、ばばーんっとよく肥えた大きな胸を揺らしながら、どかっとこんなネックレス。うーん、すべてが大柄でコテコテにど迫力。ま、それはそれである意味、かなり見ごたえがありますねえ。でも若いきれいなオネエサンがさらりと胸元につけてくれるとうれしいような気がします。・・・・と、ものすごくオヤジ発言ですね。わははっ。値段もそれなりなので若い人には清水の舞台飛び降りかも。e0009669_2124251.jpg

ちがうお店のショーウィンドーで。あら?上の写真の真ん中のものと同じデザインだった・・・。店で見ているときは気がつきませんでした。イヤリングもあるのかー。こういうデザインを見ていると、どうしても旧約聖書時代というか、「お宅のむすめっ子とらくだ20匹でどや?」「ほな、とびっきりの宝石つけて嫁がすわな」、みたいな会話がどこかから聞こえてくるような。

ワタシは若いオネエサンのカテゴリーにはもう入らず。ですが、どどーんなおばちゃんになる前に、一度ぐらいはこういうのもつけてみたい気もします。が、日本人のおしょうゆ顔では負けてしまいそうですね。
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by ck-photo | 2006-11-07 21:57 | 中東の職人技
イスラエルの飲酒の習慣
ちょっとしたきっかけで、しばらく考え中の「イスラエルの飲酒」について。

日本では飲酒に関してなんだか物々しいほどの処分やら騒ぎのようですが、それにしても日本の人ってよくアルコール類を飲むなあというのがわたしの感想。酒を飲めないのは男じゃない、なんて都合のよい言い分もあるようで、それも飲めない人、またはアルコール類が好きではない人には拷問でしかない。

さて、イスラエルの飲酒ってどうかなあと考えたところ、わたしのまわりのユダヤの人たちにおいてはあまり飲まない。はじめてイスラエルに来た当時、1989年だったか1990年ごろですが、このころの20代でも、あまり飲酒していたという記憶もない。テルアヴィヴなどのビーチに行けば、まあ、マカビかゴールドスターの一本ぐらいは飲む人もいたけど、友達の家で集まったりしても、アルコールをたしなむという習慣はあまりなかった。

当時、安息日のはじまる前、金曜の午後には、ホフ・マアラビというテルアヴィヴのビーチでのパーティーがとてもはやっていた。ビーチのカフェ・バーから流れる音楽に踊る人たち。TOTOの「アフリカ」やREMがよくかかっていた。そこでも、やはりビール一本ぐらい、もちろん、その後でみな車を運転していたけど、飲酒運転の取締りなんてしているところは、この16、7年間で一度も見たことがない。

彼らの親の年代や50代になると、ほとんどアルコールの飲酒はなく、夕食後に親戚や近所の友達を訪ねていっても、たいていはミルクと砂糖たっぷりのネスカフェにクッキーかケーキ。イスラエルにはアラックと呼ばれる安いウォッカのようなものもありますが、ビールやそういったアルコール類が出ていたという記憶はない。

ワインになると、当時はワインは安息日などの祈りに使うものという感覚だったようで、普段アルコールを飲まないので、飲みやすいように甘いワインが多かった。なので、普段におしゃれにワインを飲むということもまったく記憶にないし、ちょっとワインを飲んだだけでもほろろろっと酔ってしまう人も多かった。

それが、ここ数年でガラリと変化してきたように思う。テルアヴィヴでは、おしゃれな欧米風のレストランが立ち並び、そういったレストランはだいたいがカシェルではないので、それにあわせてワインもカシェルでないものも多い。ここ数年で、テルアヴィヴでカシェルのレストランを見つけるほうが大変になってきた現状。世俗派では、友達どうして誰かの家での食事に集まるときなどでも、今ではワインを手土産に持っていくことも。

そんなこんなで、エルサレムではどうかというと、テルアヴィヴとはまたちょっとちがう。住民の30%が正統派ユダヤとあってまだまだ宗教色が濃く、あとはアラブが30%(基本的には彼らも飲まない)、世俗ユダヤが40%。その40%の世俗人口での飲酒はやはりビールが主流。最近ではアイリッシュ・パブが大流行で、ギネスなども飲めるようになった。時々、アメリカからの留学生たちが酔っていることがあるといっても、へべれけに酔った若い人、というのはあまりお目にかからない。ちなみに、正統派ユダヤでは遊びで飲酒するということもほとんどなし。彼らが飲むのは、祭りや安息日の祈りに使うワインぐらいで、でも安息日だからといって、たくさんワインを飲むわけでもなし。まあ、グラスに一杯か二杯ぐらいでしょうか。最近ではエルサレムでもカシェルでないワインを置いている店も出てきましたね。これもこの国の時代の流れというか。

なので、イスラエル、またはユダヤ人の飲酒の習慣と文化はどういうものかと考えたら、わたしのまわりの世代もしくはそれよりも年配世代では、世俗、宗教的にかかわらず、ユダヤの人が飲酒をするという文化はあまりないように思う。今の20代になるとロシア移民なども多く、これまでとはちがった飲酒文化なのかもしれませんが。

なぜユダヤに飲酒の文化がないかについては、やはりカシェルの問題などユダヤの伝統と歴史とにかかわりがあるのかなと。ディアスポラで散らばっていた長いあいだも、伝統的にはカシェルでないワインは飲まなかったでしょうし、コミュニティーで生きてきたユダヤの人たちが、ユダヤではないほかの人たちと交わってアルコールを飲むということもなかった。まあ、そんなところからではないでしょうか。
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by ck-photo | 2006-10-10 22:32 | 中東の食卓+α
「No」と言い切れないイスラエルの日本人
自己嫌悪に陥るのはよくない。

テルアヴィヴ北部のヘルツェリアの街での仕事の依頼があり、「ここしばらく時間がないからお断りします」というものの、断りきれなくてOKと言ってしまった・・・。

これでン度目の同じあやまち。もういやだー、今回こそは押し通すぞ!と臨むも、イスラエル人特有の有無を言わせない押しに負けてしまう。

「今は時間がないからこの仕事は引き受けられません。他の人を当たって」
「いや、君が行くんだ!ちょっと僕のことも考えてよね!You must go!!!!」
「はっ????なんで???」
「行かないといけないんだいけないんだいけないんだ!!!
You must go!!!!You must go!!!!You must go!!!!」


この時点で相手の押しに引いてしまう。なぜフリーランスのわたしが「行かなければいけない! You must go!!!!」と言われなくてはいけないのでしょうか。この企業の雇用者でもないのに。と、わけのわからない「You must go!!!!」の理屈に戸惑ってしまいます。


「・・・・・・だから、時間がないから行けないって言ってるでしょうがっ!!」
「いいや、君が行くんだ!You must go!!!!」
「いや、だから、行けないっつうに!!」
「日当は払うって!You must go!!!!」
「・・・あたりまえじゃ。でもお金の問題じゃないねんや。時間がないっての!」
「おい、だから、頼むから、行け!!おれ、もう今日は帰宅したいんだし!
君とばかりかかわってられない!You must go!!!!」
「・・・?!・・・・なんじゃそりゃ・・・そんなん、知らんちゅうねん」

と、まあ、こんな意味のないやり取りを無限に続くかのように繰り返していると、もうどうにも面倒くさくなってしまうのです。「NO」と言い続けても引かない(聞こえない)相手に疲れちゃうんですよね。それで嫌気が差して、「ふう・・・、考えておくから・・・」と言ったところにすかさずに「えっ!じゃあこの日ね!決まりだし!行ってよね!!」と、あああああー!決まってしまうのでした。

そんなこんながここ数回続いて、もうこっちはおなかの中でムーッとした気持ちを抱き続ける。それは健康上まことによろしくない。相手には「ふざけんな、ばかやろー!!いいかげんにしやがれ~!」とぶちまけたいのに、いつもどこかでセーブがかかってしまう気の弱いわたしなんですよ、これが。(信じられる?笑)

今日はあまりにもムッとしたので、親友のシギーに電話する。

「あら、またやられたん?自分のためかお金になる仕事ならすればいいけど、そのどちらかじゃないんだったら、相手がなんと言うと、NOって言ってサヨナラよ!まあ、わかるけどね~。ああいう人種の相手は私もしんどいわあ。そんじゃ、今度NOって言う練習相手になってあげるから」

やさしいなあ、シギー。今度この依頼主と話すときには、しっかり「NO」を貫こう。・・・って前回も肝に銘じたはずなのに・・・・。ちょっと気が弱っているのでしょうか。というよりも、この屁理屈で押しの強いイスラエルのメンタリティーには、何年いてもどうにも慣れないのです。特に疲れているときは戸惑いますね。それに、相手に合わせて自分がそうなるのもいやだし・・・。
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by ck-photo | 2006-09-29 03:24 | 混沌の文化
三都そら物語

このブログの一番上の夜景は、テルアヴィヴ上空。夏に旅したときの一枚。旅の疲れでぼ~っとオレンジ色の光を見つめたまま、すっかりシャッターチャンスを逃してしまいました。いつも旅のはじめと終わりには、イスラエル上空の眺めには心を奪われます。


今回は、夏のはじめにテルアヴィヴ⇒イスタンブール⇒ザグレブへと飛び立ったときの写真です。すっかりこの写真を忘れていました。だからどうしたという写真でもないのですが。


テルアヴィヴのベングリオン空港。空港に国旗が掲げてあるのも珍しいような・・・。
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2000年のミレニウムにあわせて、新しい空港を建設するも、やっぱりイスラエル。2000年には間に合わず。新しくていいのですが、無意味に広い&おもしろくない&以前の場所からさらに地中海よりになったこととドルの変動で、エルサレムから空港までのミニバスが値上がり。狭くても機能的な前の空港のほうがよかった・・・。これは関空ができたときにも思いましたね。それまでは伊丹空港で十分だったし、京都からもシャトルバスで1000円ほどとお手軽だった。ちなみに、空港内のマクドナルドは珍しくカシェルなんですね。それにしても高すぎ・・・。


ベングリオン空港内で見た軍用機。運搬用でしょうか。
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ベングリオン空港から地中海沿岸にかけての街。こういった街並みが多いイスラエル。
テレビのニュース映像とはまたちがった砂の色。日本のニュースで見ると、ものすごい色あせ方。
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地図で見るのと同じ地形をしているのが、あたりまえやん・・・と思いつつも「おお~っ!」
改めて、緑のない国ですね。地中海は美しいけど。そして地球は丸かった!
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by ck-photo | 2006-09-27 05:48 | 旅の空