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おばけなすび
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先日、マハネ・イェフダ市場で見かけたおばけなすび。

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お父ちゃんと息子の横顔が、これまたそっくり・・・。


マハネ・イェフダはイスラエルでも古いゆだやの市場ですが、
八百屋などはこの親子のお店のように、あらぶのお店もたくさんあります。

住人には、あらぶの店からは一切何も買わない人もいれば、
取り立て気にもしない人もいます。

理由はそれぞれにちがいますが、
たとえば、家族の誰かが東エルサレムのあらぶ住人にコロサレタリと、
政治的なことであったり、それに絡んだ感情的なことであったり、いろいろ。
それらは簡単に他者が批判できるものでもないでしょう。

大きなあらぶの市場もダマスカス門にありますが、
あらぶの人たちも時々このマハネ・イェフダ市場で買い物をします。

ゆだやとあらぶ、難しいけれど決して共存できないわけではない。
ひずぼらもオルメルト首相さんも、一体ればのんに何をしているのでしょう。
他国の処置ナシひずぼらはさておき、この国の首相が彼ということと、その内閣。
まったくどれだけ死者を出せばよいのでしょうか。
この国だけでもすでに50人もの命が無駄に失われました。
ればのんでは400人(市民)を超しているでしょう。


先日、テルアヴィヴへ仕事に行く途中のバスは、いつものように兵士でいっぱいでした。
私の隣に座っていたのはまだハタチほどの兵士クンで、
縁起でもないですが、ひょとすると次は彼でも不思議はない、
と、ふと自動的にアタマをよぎるわけです。
政府はなんでも、予備兵士を150人ほど召集したそうですが、
まったくいい加減にしてほしいところです。

ということで、なすびの話題だったんですよね・・・、なすびの。

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by ck-photo | 2006-07-31 22:30 | 中東の食卓+α
平々凡々な日常
さて。

先日のこと、どうしても断れない一週間の緊急の仕事の依頼が来てしまいました。
えー、夏休み返上はいややなあ・・・でもおかげでちょっとした旅費ができるなあと、
しんどい&うひひ、なため息だったのですが、やはりここは、いすらえーる。

今日、シェルート(乗り合いタクシー)に揺られながら、テルアヴィヴの企業からの帰り。
その緊急の仕事の「きゃんせる」をつたえる電話が。

えーっ、そんな勝手なー!
振り回されるのはもういややー!

とはいうものの、フリーランスはつらいよ、いすらえる。

その後すぐに友人のシギーから電話あり。
かねてから話していたオンナ二人旅をこの夏休みにしないかとのお誘い。
おおー、グッドなタイミング。

CK 「そやねー、で、シギー、どこ行きたいんやったっけ?」
SG 「インド!」
CK 「・・・・・・行きませんて・・・・!この猛暑に」
SG 「えーっ、そうなんや。インドて、今暑いん?」
CK 「・・・・・・そりゃそうや、エイラットかエジプトに行くのと同じくらい!
   というか、エルサレムもそう変わらんかもよ・・・混沌さもね・・・」
SG 「・・・・・・やめよっか!」
CK 「・・・・・・うん」



話し変わって、南アフリカのヨハネスバーグから移住して来た友人Brとの会話:
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Br 「うわっ!これ、ベイルート???危ないやんか~!」
CK 「んなアホな。行くわけないやん。ダマスカス門やん。旧市街の」
Br 「えーっ!あらぶじんいっぱいでもっと危ないやん!CK、あんなとこ行くん???」
CK 「えーっ?ぜんぜん大丈夫やで。というか、ヨハネスバーグのほうが、
   よっぽど危険なカオリなんですが・・・」
Br 「えーっ?なに言うてんねん。Jバーグ(ヨハネスバーグのこと)なんて、
   ぜんっぜん、危なくないで~。それよりも、オレ、初めて行った嫁はんの実家の
シカゴのほうが怖かった・・・」

事実はどうであれ、お互いに慣れとステレオタイプと、なんだかスゴイな、と思った瞬間でした。
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by ck-photo | 2006-07-31 02:53 | 混沌の文化
酢マンゴーのココナッツ・スープ
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ほぼ二週間ほど前に仕込んだこのマンゴー&酢。
成熟した暁には、おいしいサワドリとなる予定でした。
が、なぜか見事に失敗。
さて、こんなにたくさんの酢、どうしたものか。

冷蔵庫を見ると、
たまたま作っておいたチキンスープ。
手羽さき、カブ、にんじん、たまねぎ、ネギ、セロリ。

が、これではいつものチキンスープ。

そこで、あまっていたココナッツミルクを入れて・・・、
んー、いい感じやね。

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・・・そうや!酢マンゴー・・・?
スプーン一杯。
タイ風ココナッツ・チキンスープの出来上がり!

ついでに、寒天にかける三杯酢にも使ってみました。
これも美味しい!

華麗に美味しく変身した酢マンゴー。
失敗は成功の母なり。ごっつぉさん。

残った酢漬けマンゴーは、チャツネにするといいとのおやびんのアドバイス。
おやびん、おいしい酢をどうもありがとう。わははっ。


(ちなみに下のアンケートの感想はまた日曜日にでも~。)
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by ck-photo | 2006-07-28 22:57 | 中東の食卓+α
Tokyo発アンケート 「縦書き?横書き?」 
いきなりですが、このブログを読んでくださる奇特な、いえ、特別な方々へのちょっとした質問。


本について。


先日、東京の知人で、とある出版社の社チョーさんと話していて、こういう話題になりました。


社チョーさん: 「最近の若い世代には、横書きはまったく違和感ないんだろー?
          雑誌なんかでも横書きって増えたねー。
          君の友達なんかもそうじゃないの?
          あ、君はエルサレムだからわかんねえよなー、わはははっ!」

      CK: 「それじゃあ、日本のお友達に聞いてみようではあーりませんかっ!」


というわけで、

東京発エルサレム経由、世界中で日本語の本を読まれるミナサマへの、
ヒジョーに個人的な興味でのアンケート。

実際に読み手は、どれくらい横書きの本に慣れてきているのでしょうか?
もちろん、本の種類や内容にもよって横でもいいもの、やっぱり縦がいいもの、それぞれですが、
日本語の横書きの本に違和感はありますか?読みづらい?読みやすい?
(そういえば、縦書きのブログってないですね。)

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ちなみに、京都で学生の時に友人たちと「実は、本屋へ行くとトイレに行きたくなるねん・・・」という話で盛り上がり、以外に「うちも~!」という友が多かった・・・。

外国の本屋ではあまりそうならないのは、やはりインクや紙質がちがうからなのかな?



7月31日追記:
アンケートへの意見を書いてくださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。
予想をはるかに超えて「読むなら縦書き!」派が多かったということがとても興味深かったです。
日本語の文字と文化のつながり、心とのつながり、外国語とのちがいなど、色々と考えることができました。

どうもありがとうございました。
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by ck-photo | 2006-07-28 16:06 | 混沌の文化
「アパート、探してます」
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「私はツファットに住んでいましたが、
たくさんのカチューシャ弾が自宅近辺に落ち、
エルサレムの旧市街へと非難してきました。

ワンルームの貸しアパートを至急見つけなければなりません。
アパートが見つかるまで、ただで泊めていただけるところはありませんか?

連絡はこちらまで。メールは・・・・」



Rさんというお嬢さんは、北部のツファットという町から、
まさに鞄ひとつと、大切なフォークギターでエルサレムへと非難してきたのだそうです。

大きな瞳が、まるで迷い子のようでした。
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by ck-photo | 2006-07-27 20:01 | 戦争と平和
Praying for today
二日前の夕暮れは、ゆだやの暦ではアヴの月初めでした。

このアヴの月は、むかしむかし、ゆだやの神殿の崩壊が起こった悲しみの月。
アヴの月のついたちには、神殿の西の壁の名残(別名:嘆きの壁)で、その崩壊の悲しみに祈りがささげられました。
そして、ここしばらくの情勢への祈りも同時に行われ、夕方6時半すぎから日が暮れる9時ごろまで、何万という人たちが祈りに訪れました。
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もっと写真を見たい方はこちらでどうぞ。
同じ写真のスライドショーもあります。


その夜、ハイファに住む知人のマーク氏とエルサレムの街角でバッタリ。せっかくだからと、カフェに入ってしばらくぶりの近況報告。彼は以前、エルサレムでファラフェルやシャワルマのレストランをしていましたが、不況でお店がつぶれて、その後は家族の住むハイファで生活をしていました。が、最近また、エルサレムの知人の店でお手伝いしているのだそう。

先日もそのマーク氏についてちょっとだけ書きましたが、彼の10歳の息子さんは、ハイファからリション・レツィオンという町のおばあちゃんの家に疎開中。ハイファでは一日に何度も、ロケット弾が飛んでくるたびにサイレンが鳴り、地下のシェルターへ非難しなければならない。そんな環境はやはり子供にとって恐怖とトラウマを植え付けるだけでよろしくない。

カチューシャ弾ってなに?という話になって、マーク氏に教えていただいたのは、とどのつまりは、非合法の爆弾だということでした。カチューシャ弾に何千という弾丸が入っていて、着弾するとそれが飛び散り人を殺すのだそう。当然、公で認められている軍隊では使えない武器なのだそうですが、ひずぼらはそういった軍隊ではないから、遠慮なく使っていると。(このあたりのことに興味のある方は、各々でご確認を。)

そんなマーク氏のハイファの家から200メートルほどのところで、つい先日も、爆弾が落ちたそうです。そこで息子さんだけではなく奥さんもリション・レツィオンで週の半分を過ごし、マーク氏もハイファ、エルサレム、リション・レツィオンの三つの町を行ったりきたり。

昨日もこちら側の兵士たちが何人も亡くなったようです。
ればのんの市民も大変でしょうね。

西の壁での祈りは、いったいいつ、届くのでしょうか。
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by ck-photo | 2006-07-27 19:35 | ユダヤの暦
「Agar Agar」な寒天ブーム
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タンタラチャラララ~ランランラ~♪
みなさま
「今日の料理」
の時間でございます。

本日の材料は:

万能ネギ、セロリ、きゅうり、トマト(彩り用)、
鶏胸肉(またはささ身)、卵白(灰汁取り用)、
チキンスープの素、水、寒天
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これを見て、「冷たいスープかしらん?」と思った方、ふふふっ、まだまだですな。

① 鶏肉、溶いた卵白、水をなべに入れて、鶏肉は茹で上がったらなべから取り出します。
② 漉した煮汁(卵白抜きにして、普通に灰汁取りだけでもOK)に、チキンスープの素と寒天を入れ、寒天が溶けるまでスープを煮ます。味もこのときに適当に整えてね~。
③ 火から降ろす前に、残っている卵黄をスープに入れて、さっと火を通します。

④ バンバンジーを作るときのように、冷ました鶏肉を指で割きます。
きゅうりとセロリを細切りに(できるだけ細いのがよいよ)。ネギはみじん切りのほうが食べやすいかも。

⑤ ガラスのボールにチキンスープを卵黄ごと移して、
セロリ、ネギ、きゅうり、細かく切ったトマト、鶏肉、と入れてゆきます。
(とうぜん、私は入れる順序をまちがえて逆行しております、はい)
⑥ 固まるまで冷蔵庫でおやすみ~。30分~1時間もあれば冷た~くなってくれます。
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ボールを逆さまにして、ほいっ。お皿の上に~。
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卵もいい感じ。半熟ぐらいでもとろ~り、冷たくてグー。
セロリがシャリシャリッ、レモンをギューッと絞って爽やか~。
マイブームの寒天寄せ、お昼に作っておいて、夜食べました。

やっぱり夏は寒天がいいですね。
しかも寒天ダイエットなんてのもあるそうだから、やせそうな気が・・・。
はい、気だけかもしれません。

このところ毎日のように、寒天を冷蔵庫に。
時には細長く切って三杯酢でトコロテン。
桃缶とココナッツミルクでデザートに。

先日は、ある方から送っていただいた白玉粉で白玉と一緒に。
これに抹茶アイスでもあれば、祇園の角の都路利、なーんちゃって。
エルサレムで甘味屋さんごっこ、おいしかったよ!
ひずぼらも、エルサレムで白玉寒天を食べているオンナがいるとは思うまい。
(だからどうしたってこともないんですが・・・)

エルサレムでも、売ってます、寒天。
ナチュラルフードのお店や、アジア食品店に。
英語名は「Agar Agar(アガーアガー)」

こちらで売っているものは、フィリピン産。
色は普通の無色と、思いっきり食べたくない緑と赤!
でもやはり「寒天ライト」という感じで、日本産のものとの満腹感がちがいますね。

いやー、なんにしろ、なんで今まで気づかなかったんでしょうね。
青春時代を返してくれ~!!って感じですワ、ほんま。



e0009669_712872.jpgそして、オチはこれ。


おやびん、やあちこちで見かけるサワドリ

一週間以上前に、なんとかマンゴーで仕込んでみました。

が・・・・。

分量をまちがえたのか、この期に及んでも、酢なんですね~、これが。
水で割ってレモンを入れて飲んでみるも、ちょっと甘い、酢マンゴー&レモン。
「いいや、おいしいはずだ!」とコップ一杯飲んだら、なんだか気分が悪くなってしまいました。



もういいわい、料理に使ってやる~。
ってこんなにたくさん・・・・。
トコロテンにかけたらおいしいやろか・・・???
それとも寒天寄せにしてみる???

おやびん:「はい、ちかりん、サワドリ倶楽部、落ちコボレ部員確定。」
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by ck-photo | 2006-07-25 07:35 | 中東の食卓+α
犬だって孤独はイヤ
自宅のアパートの下の階に二匹の犬がいる
一匹は黒い犬で大人の犬
でもこの犬は時々いなくなるから、
この家で飼われているのか、近所から遊びに来ているのかはわからない

もう一匹はまだ子犬で茶色に白ブチ
なんだかチワワを大きくしたような犬で
いつも家の外に出され、庭をウロウロ
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(写真はクロアチアで見かけた自由にお散歩中の犬)

この子犬が毎日のように泣き叫ぶ
誰もいない家、庭、では寂しいんだと言わんばかりに
キューンキューン、キャキャキャキャーン、

朝でも昼でも夜でも夜中でも

飼い主は、いかにも自分勝手なオトコで、
もう大きな息子がいるから年は50代半ばであることはまちがいない
そのオトコは、アパートの住人共同の庭に勝手に柵を作り、自分の庭としたようなオトコ
さらにはそこに無断で小屋を建てようとしていたところ、大家に訴えられて留まるに至った
息子は息子で、カエルの子はカエル
オトコの嫁さんは、もうイヤだと家を出て行ったらしい

こんなオトコ(と息子)だから、犬のことなどは当然お構いなし
最低限の基本的な躾などですらまったくされておらず
見ていて可哀想に思えてしまう

飼い主は昼間仕事で家にいないから犬が泣いていてもわからない
夜には夜で、なにやら夜中近くに帰宅したり、ガンガン音楽をかけたり
犬が泣いていても家から出てきてどうにかするわけでもない

この犬はきっと寂しいから泣くのだろうけど、こちらにはなすすべもなく、
そのキャンキャン声を一日中聞かされる隣人はたまらない
坊主にくけりゃ袈裟までにくい
思わずジャガイモのカケラのひとつでもぶつけたくなってしまう手を、グッとこらえる

親になってはいけない人も多い世の中だけど
飼い主になってはいけない人も多いのだなあ


追記:そうそう、今思い出したのですが、このオトコ、
普段から態度があまりにもひどいので、
一度掃除をしている振りをして「あら~?ごめんあそばせ~」
バケツの水をベランダからザバーン、エルサレムの重力実験。
オトコのアタマからかかっちゃいました。ザマアミロ。
その後のオトコの罵声がこれまたすごかったですけどね・・・。
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by ck-photo | 2006-07-23 22:42 | 混沌の文化
エルサレムのニューヨーク
時々、ムショーに食べたくなるベーグル。
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もう10年以上も前の第1次NY時代には、
学校の近くのベーグル屋さんでお昼を食べたり、懐かしい思い出。

エルサレムの新市街にある「ホーリーベーグル」。
5つほどのミニテーブルが並んでいる小さなお店ですが、
しっかりとした食感がエルサレムではいちばんおいしい!
テル・アヴィヴなどで食べたベーグルの中でも、
ここがいちばんおいしい!

ということは、この国でいちばんかも?
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一昨日、旧市街へ行く途中のブランチには、
オニオンベーグルに、ねぎの入ったクリームチーズに、アルファルファ、スモークサーモンのパテ。
モグモグモグモグ・・・、半分は後でおやつにでも食べようと思いつつも、
新聞を読みながらペロリ。ああ~・・・、やってしまった、大食らい。
お値段は18シェケルなり。
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おばあちゃんにおじいちゃん、若い学生風に、と、
入ってくるお客さんの95%はアメリカーン。
アクセントから、おそらくは元ニューヨーカーたち。

エルサレムにしてはえらくおしゃれなおばあちゃんが
カウンターの高校生ぐらいの若い店員のオニイサンに、早口のNY訛りの英語で注文。

「コォーフィー(コーヒー)はむちゃくちゃホットにしてちょうだい!そう、あなたくらいアツアツのホットにね!」

いったい何を言われたのか、若い店員のオニイサンはぽか~ん。
一瞬の沈黙のあと、ワタシともう一人のお客さんとで、
おばあちゃんのそのユーモアというか、いつまでたったもオンナはオンナだなあと、
大笑いしてしまいました。

エルサレムにいながら、どことなくNYを感じられる場所。
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by ck-photo | 2006-07-23 05:12 | 中東の食卓+α
いすらえる的 カオスな一日
昨日もいつもの通り、いすらえるの北部、ラアナナの街へ出稼ぎに。(笑)

今のプロジェクトもそろそろ終盤、締めきりギリギリの追い込み、まさに混沌のオフィス。朝、8時半、エルサレムの中央バスターミナルからハイファ行き947番のバスに揺られて、10時近くにやっとオフィスにいちばん近いバス停で降りると、あら?警察官がいっぱい。さすが、連日ロケット弾が落ちているハイファも近いから(といっても車で50分ほどですが)、いろいろと警戒してのことかしらん?あら?それにしては信号がぜんぶ消えている?

オフィスに着くと、翻訳家チームが勢ぞろい。おお~、ヨーロッパ系とアジア系の言語で、総勢6人での一日。それにしても、みんな、なんでロビーでそんなにゆっくりくつろいでんの?しかも、なんだかここ、暑いなあ・・・あ、クーラー効いてへん???えっ?今朝は国の北半分が停電???ああ~、それであそこの信号が・・・。ってことは、コンピュータも・・・・、アカンのん????

そんなこんなではじまった一日。

コンピュータが使えなければ、仕事にならず、仕方がないのでみんなでのんびり雑談していると、しばらくして、あ、電気が通った!それからバタバタと仕事に取り掛かり、「おおっ?!」っと誰かが叫んだ。

「クファー・サバで、てろりすとらしき不審人物発見!逃げられる!捜索のため、ラアナナ、クファー・サバ一体は一切通行止めだって!」

と、インターネットのニュース。クファー・サバって、ここから5分もかからんやん!とみんな一斉に窓の外を見る。んんん、ほんまやね、通りの車は数珠繋ぎ。一向に進んでいない。それから一時間ごとにどうしたこうした、みつかった?いんや、まだみたい、と心配なのか好奇心なのか、人間というのはおかしなもので、こんな時でもちゃんと現実的におなかがすいてしまう。

「そろそろお昼やね~。出前も届いてるやろし」と、6人でゾロゾロと下の食堂に行くも、私を含めた4人のランチがなぜか届いていない。あれれ???急いで事務のオネエサンに連絡を入れると、不審人物の捜索のおかげで、出前持ちが足止めを食っているらしいとのこと。え~、ひょっとしてお昼抜きぃ?と4人でがくーっ。

それから待つこと30分。やっぱりここはいすらえる。いつまでたっても出前は届かない・・・・。むむむっ。思いかねて、注文したレストランに連絡すると、

「出前はもうとっくに出てるよ~、注文はふたつやんね?」

「えー!!!!4つやで!!!」

みんなで声をそろえて大合唱、脱力。しょうがないからあとふたつを追加して待つものの、いつまでたっても最初のふたつも、追加のふたつもついに届かず・・・・。なぜそうなるの???「母さん、僕のあのお昼ご飯、どこへいったんでしょうね・・・・」

しかたがないので、事務のオネエサンがわざわざ近くのカフェまで買いに行ってくれるも・・・手元に届くまでなぜか2時間近くもかかったのが、さすがいすらえる・・・。

仕事といえども、多国籍、6ヶ国も集まれば互いの国のこと、みなこの国では移民、または外国人なので、それぞれが家庭で話す言語のこと、今のこの国についてなど、自然と話に花が咲く。ふたりが仕事をしていれば、あっちで4人でどわはははっ。どこが締め切り前なんだか、ノンキなものです。

と、ラアナナに住むスウェーデン語担当のおばちゃんの8歳になる息子さんは、ここしばらくのことが怖くて、夜は一人で眠れなくなってしまったのだそう。そして息子さんの同級生の男の子も、寝る時は電気をつけたままでなければ怖いと言い出して、子供たちのことがちょっと心配。。

確かにテレビをつければ、ほぼ無意味なほどにその日の北部の様子が映し出され、あまり賢そうとは思えない論議がされている。ラジオをひねれば、一時間おきに「コール・イスラエル、ハダショット・ミ・ヨルシャライム」と、ニュースで今日の死者や被害を伝える。これでは、大人でもうんざりしてしまうのに、子供はたまったものじゃない。

それから、数時間後にその不審人物は発見、しょっ引かれ、道路規制も解かれて、ほっ。これでみんな今日は家に帰れるね。

仕事を6時半に終えて、「それじゃあ、またいつかね~」と、チームは解散。私はバスに乗ってまたエルサレムへと。バスの前の席に座っていたおばちゃんが運転手さんに今日は何かあったのかと尋ねると、運転手さんは、これこれこれと伝えながら、最後に「犠牲者と葬式のない戦争なんてありえないんだから」と。

なんだかその一言がやけに現実的で、なんだかとっても落ち着かなかった一日のおわり。

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  「人間ってアホやなあ」
    猫のつぶやき


(コメントへの返事が大変遅れてます。ごめんなさい~!)



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by ck-photo | 2006-07-20 15:25 | 戦争と平和