カテゴリ:中東の食卓+α( 76 )
久しぶりに、これぞ中東の食卓?
新しい発見が見つからないというのは厳しい状況だなあ。と、いきなりですが、だーらだーらと続いているこのブログ。ブログをはじめたころはイスラエルについてあれこれと書きたいこともあったのですが、さすがに2年ほどあっちこっちで書いてきたら、発見がなくなりつつあります。

インターネットで得られるイスラエルの情報では、Mixiなどでもいろいろとイスラエル関係のコミュニティーもあるようですね。まあ、Mixiはすでにメンバーになっている方から招待されないと読めませんし、しかも招待されてメンバーになっても、コミュニティーによってはさらに数人からの紹介がなければ入れない。そうなると、なんだかめんどうくさいし、そこまでして読むほどのものなのかもわからない。

さて、話し変わって、昨夜。エルサレムの迷える料理人マーク氏のところへおよばれに行ってきました。11歳のときにウクライナからイスラエルへ移住してきた彼は、エルサレムで料理店をしていましたが、インティファーダなどの影響で店はつぶれ、それ以来あちこちのファラフェル店や料理店でまさに流浪のユダヤ人となりました。料理店をしていたころも、メニューにはないものでもチャッチャッと作ってくれて、理想の料理店でした(しかも友達からは料金を取らない・・・のでわたしもついに払ったことなし)。

とにかく彼の手にかかればなんでもおいしい。魔法の腕です。冷蔵庫で忘れられていたキャベツもカラフルでおいしいサラダに変身。エルサレムのどこかでまたいいお店をもてるといいのですが、それもなかなか難しい現実。もうこの際、日本でファラフェルやシャワルマの店を開くのもいいなーとかヴォッカを飲み飲み、つぶやきも入っておりました。運さえあれば、彼の腕前ならそれもいいかも。

昨夜のメニューは、マハネ・イェフダ市場で仕入れたムッシュという魚とサラダ。
イスラエルの人は一般的にサラダ好きですね。
イスラエル風の焼肉屋やファラフェルの店など、たいていはサラダがてんこ盛り。
食事はまずはサラダから、というのはモロッコ系。
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・にんじんとセロリの根のサラダはマンゴソース(チャツネ)でちょっとスパイシー
・マッシュルームとたまねぎ、リークの炒めもの
・アボカドとグリーンチリのサラダ
(わたしがこれが好きなのを知っているのでわざわざ作ってくれた)
・キャベツとデルのサラダ
・きゅうりと紫たまねぎと赤パプリカのサラダ
・ムッシュのから揚げ、ピリ辛トマトサルサがけ
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ゴマパンのガーリック&オリーブオイル味、
さいごはラッファのハニー&タヒニ(練りゴマ)のデザート。
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マーク氏は、とにかく自分の愛する人を喜ばせるために生きている人。それが妻であれ、息子であれ、友人であれ変わりはない。友も家族も一生の宝物。本当に心からそう信じて生きている人。それなのに、みなでテーブルを囲んでいても、彼はまったく手をつけない。「なんで食べへんのー?料理した人が手をつけないと、毒でも盛ったかと思うやん」とからかうと「うまく説明できないけど、みんながうれしそうに食べてるのみてるだけでええねん」とにっこり。

おかげで、ほら食えそら食え、とわんこそば状態。ムッシュというこの魚もかなり大きいのですが、一匹食べ終わったら、ほらよっと自動的にもう一匹が・・・。身が少ない魚とはいえ、思いっきり食べすぎで胃が痛くなってしまった夜でした。最後にはまるで我慢大会のような素敵な夜を、マーク氏、どうもありがとう。ちなみに、もちろん、大の大人7人でも食べきれずに残ったサラダはうちの冷蔵庫へとお持ち帰り。炒め物にでもしようかな。



*本日のカバラ(ユダヤ神秘主義)ちっくな「乾杯」の理由について。

「乾杯するときにグラスをカチーンっとぶつけるのはなぜ?」
グラスに入っている酒は目に美しく、香りは鼻をくすぐる。
舌はその味に満足する。
それでは耳は?
ということで、カチーンっと音を立てて耳にも喜びを。

なかなか美しいではないですか。
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by ck-photo | 2006-11-24 17:24 | 中東の食卓+α
アーティチョークの炒め物、と美しい日本
そしてまいどの中東の食卓です。

アーティチョークの炒め物。
季節感のあまりないエルサレムですが、昼間はまだ日本の5月ぐらいでしょうか。
それでもここしばらくで朝夕はすっかり冷え込んできました。
ちょっとこってりしたものが食べたくなったかも。

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便利なのでスーパーなどに売っている缶詰を使います。
マハネ・イェフダ市場で生のものの写真を撮るのを忘れました。

にんにく、たまねぎのスライスをぎゅっと握ってから、
オリーブオイルをひいた中華なべで、炒めます。
そこに戻した干ししいたけ、ねぎ、キャベツ(または白菜)のみじん切りを加え、
缶のアーティチョークもえいっ、よく火を通します。
これに作り置きのハーブ入りトマトソースをよくからめてできあがり!
今回は干ししいたけを入れたので、
トマトソースの代わりにおしょうゆとお酒で味付けをすればあっという間に中華風。
それもおいしそうやなあ。

アーティチョーク、食感はたけのこの炒め物。
野菜大好きなわたしとしてはかなりうれしい一品です。
ブロッコリー(エルサレムでは高級品)を入れてもよさそう。
お肉がほしい方は、ミンチを入れるといいでしょうね。


e0009669_0304551.jpgそして、今日の午後、宝物がひとつ増えました。
大切にしている絵本のコレクションにもう一冊、こんなすてきな絵本が浜名湖の湖畔のお友達から届きました。

画家の原田泰治さんと、歌手でありなんでも器用なさだまさしさんの絵本、というか、原田さんのほんわりとした絵にさださんの美しい歌の本。ページをめくるたびに、古きよき日本がそこにあり、日本にいても海外にいても、とにかく思いっきりホームシックになりそうな一冊です。永久保存版ですね。こんな砂漠の僻地までこれぞという品を送っていただいて、本当にどうもありがとう!

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その湖畔のお友達に教えていただいたのですが、さださんって歌のほかにも美しい絵本や本も書かれているのですね。

小さいお子さんのいる方、そして大人の方もぜひ本屋さんで見てみてください。

で、美しい日本といえば、こちら、のらさんのブログ。今回ののらさんの写真がなんともこの絵本と重なります。


原田泰治美術館


追記・・・投稿直後には「エルサレム・アーティチョーク」と書いてありましたが、ボケてました。
これとエルサレム・アーティチョークは別物っ!
エルサレム・アーティチョークはお芋のような、でも味はちょっとごぼうのような野菜です。
これは単なるアーティチョーク(の芯の部分ね)ですワッハッハ。失礼おば。
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by ck-photo | 2006-10-31 00:46 | 中東の食卓+α
サラダとアメリカンなエルサレム
e0009669_92576.jpgなぜかしら、どんどんと食べ物ブログになりつつあります。書きたいことが他にないわけでもないのですが、取り立てて書くほどのことでもなく、プラス、あれやこれやと仕事で頭が一杯。

最近のマイブーム。「サラダ」

もうエルサレムですら寒くなり始めたところに思いっきり季節外れですが、イスラエルの人は本当によくサラダを食べますね。テルアヴィヴなどに仕事に行くと、ランチにはサラダ・バーに行ったり、ベジタリアン・ライフが楽しめますが、エルサレムでもようやく自分でトッピングを選べるサラダ・バーがオープン。

大盛りと普通のどちらかを選び、レタス、きゅうり、アルファルファー、マッシュルームなどなど、好きな野菜、を「あれとこれとそれとどれにしようかなあ~」と選べます。その上にチーズや卵、ツナサラダ、グリルしたなすびにさつまいも、パプリカなども乗せちゃえ!


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今回のチョイスは、レタスにアルファルファー、ローズマリーとグリルしたパプリカとさつまいも、なすび、マッシュルーム、そしてバジルソースのパスタ。これにバルサミコのドレッシングをもらいましたが、それなしでも十分すぎるほど美味しかった。それにパンと飲み物がついて、35シェケル。他のレストランでは同じ値段でステーキ・ランチセットが食べられるほどなので、値段としては決して安くはない。でもたまに、むしゃむしゃ、シャリシャリ、もうええわ・・・って思うほどサラダが食べたくなる。

そして、もう絶対に食べないもの。カフェのケーキ。アメリカンちっくなチーズケーキや、チョコレートムースの美味しそうなケーキがエルサレムでもようやく市民権を得てきましたが、ちょっと待て・・・。一切れ、25シェケル・・・。これだけはいただけません。ピタに詰めたファラフェルが10シェケルほど、シャワルマ(日本ではギリシャ語のギロス?)が17~20シェケル。これでおなかパンパン、一食分。それがケーキ一切れごときに25シェケルとは、なんというか、日本の感覚だったら、財布は薄いのに1000円もするようなケーキを一切れ注文しちゃったわ・・・という感じで、冷や汗たらり。以前はイスラエルの家庭では、おっかさんがケーキやクッキーをよく焼いていたので、こういったおしゃれなケーキの出現はここ最近のこと。しかもアメリカからの留学生がわんさかなエルサレムの街では、どうも価格がアメリカーンなのか、どこかでアメリカーンな憧れがあるのかも。今夜もこういうカフェでちょっとお茶していると、飛び交うはコテコテのアメリカ英語。見渡せば店内はほぼ90%がアメリカからの若い留学生。まるでアメリカのどこかの大学カフェテリアのようで、とってもにぎやか(いや、うるさい・・・)なので、とっとと退散してきました。まあ、街に活気があるのはいいことですけどね。
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by ck-photo | 2006-10-29 09:39 | 中東の食卓+α
ほうれん草のサラダを彩る宝石

バラの香りの真っ赤なルビーはいかがですか?
おうちでちょっと贅沢

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ローズウォーターをかけた柘榴の誘惑

甘くて酸っぱくて
バラの香りが口いっぱいに広がったよ

ほうれん草のサラダを彩る赤い宝石
ドレッシングははちみつレモン&オリーブオイルできゅっと
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by ck-photo | 2006-10-20 03:28 | 中東の食卓+α
イエメンのご飯 ~レモンの鶏肉とポテト煮込み
「中東の食卓」というカテゴリーがあるにもかかわらず、このブログになってからはお料理も遠のく日々。たまには何かつくらなあかん・・・と、久しぶりにかんたんイエメン料理を作ってみました。

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イスラエルの家庭でよく炊かれるイラク米。
名前がイラク米なので、イラクのお米なのかなあと思うものの、本当はどうだかわからない。
タイ米やバスマティ米のような風味と細長さで、ピラフやカレーにグー。

でもなかなかうまく炊けたことがなかった。
なんでかなあ。

「お米を洗う。
炊きはじめたら触らない。」

この鉄則が、どうもうまく炊けない理由のよう。
イスラエルのお母ちゃん方を見ていると、このイラク米は洗わないで、そのまんま、なべへ。

おなべにオリーブオイルを多めに温めたところに、お米をバラバラッと。
そして、油を絡めるようにして、お米を5分ほど弱火でジャッジャッ、炒める。
そこにお水をジャーっといれて、チキンスープのもを入れる。
もう一度、お米がくっつかないようにかき混ぜてふたをする。
それから、途中でもう一度、ふたを開けて、混ぜ混ぜ。

さて、炊き上がったお米は・・・
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こんな感じで、おいしそうにパラパラ。
熱々のうちに風味付け。新鮮なディルとコリアンダーのみじん切りを多めに混ぜる。
これだけでもしっかりピラフのようでおいしい。

そして、お米を炊いているあいだに、イエメンの煮込みを作ります。
(いや、本当はその反対。煮込んでいるあいだにお米を炊く。)
材料はじゃがいも2~3個。たまねぎ2個。鶏肉を適当。よく洗ったレモン1個。
スパイスはパプリカの粉。

たまねぎとじゃがいもを3ミリぐらいの輪切りに。
おなべにオリーブオイルを熱して、そこにパプリカの粉を大匙2ぐらい。
ええ、あとでスープが真っ赤になるくらいの多めがいいんですよ。

そこに、輪切りのたまねぎを敷き詰め、その上にじゃがじゃがを重ねます。
そしておなじように、適当に切った鶏肉を乗せます。
最後に一番上に、スマイリーに切ったレモンを皮のついたまま敷き詰めます。

そこにお水をレモンの上すれすれぐらいとスープのもとを入れて、
40分~1時間、弱火~中火で煮込みます。
焦げないようにね。でも混ぜないで。

できあがりはこちら。炊いたご飯の上に、かけて召し上がれ。
ちょっとおいしそうに見えませんねえ・・・。残念。
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レモンが酸っぱくて、たまねぎとじゃがいもがなんともおいしいのですが・・・。
で、いつものごとく、鶏肉は別になくてもよかった・・・。
まあ、お愛想であったほうがいいかということで。
そして、忘れてはいけないのが、これ。スフーグ。
これがレモンの酸味の効いた煮込みにぴったり。
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イエメンのグリーンチリペッパーとコリアンダー、にんにく、
ほかなんだかわからないものいっぱいのスパイシーなペースト。
赤いスフーグもありますが、わたしはこのグリーンのものが好き。
マハネ・イェフダ市場のお店には、ホームメイドのものもありますが、
日持ちがしないので、いつもこれを買ってしまいます。



デザートは、季節外れの桃とココナッツミルクのシナモン風味寒天寄せ。
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ゼリーで作るともっとプルプルかもしれませんが、
煮込みのあとは、あえてちょっとシャキッと寒天で。

ごちそうさんでした。


追記:ヘブライ語ではオレズ・イラキー(イラクのお米)と呼んでいたのでイラク米と思っていましたが、スーパーなどではパッケージにはイラン米と書いてありますね。ということは、イラン米のイラク風に炊いたん、ということなのでしょうか。こんがらがってしまいました。真相はいかに?

追記2:後日になりますが友人の料理人に聞いてみたところ、やはりイラン米やバスマティーなどをイラク風に炊いたものをオレズ・イラキーと呼ぶそうです。
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by ck-photo | 2006-10-13 03:13 | 中東の食卓+α
イスラエルの飲酒の習慣
ちょっとしたきっかけで、しばらく考え中の「イスラエルの飲酒」について。

日本では飲酒に関してなんだか物々しいほどの処分やら騒ぎのようですが、それにしても日本の人ってよくアルコール類を飲むなあというのがわたしの感想。酒を飲めないのは男じゃない、なんて都合のよい言い分もあるようで、それも飲めない人、またはアルコール類が好きではない人には拷問でしかない。

さて、イスラエルの飲酒ってどうかなあと考えたところ、わたしのまわりのユダヤの人たちにおいてはあまり飲まない。はじめてイスラエルに来た当時、1989年だったか1990年ごろですが、このころの20代でも、あまり飲酒していたという記憶もない。テルアヴィヴなどのビーチに行けば、まあ、マカビかゴールドスターの一本ぐらいは飲む人もいたけど、友達の家で集まったりしても、アルコールをたしなむという習慣はあまりなかった。

当時、安息日のはじまる前、金曜の午後には、ホフ・マアラビというテルアヴィヴのビーチでのパーティーがとてもはやっていた。ビーチのカフェ・バーから流れる音楽に踊る人たち。TOTOの「アフリカ」やREMがよくかかっていた。そこでも、やはりビール一本ぐらい、もちろん、その後でみな車を運転していたけど、飲酒運転の取締りなんてしているところは、この16、7年間で一度も見たことがない。

彼らの親の年代や50代になると、ほとんどアルコールの飲酒はなく、夕食後に親戚や近所の友達を訪ねていっても、たいていはミルクと砂糖たっぷりのネスカフェにクッキーかケーキ。イスラエルにはアラックと呼ばれる安いウォッカのようなものもありますが、ビールやそういったアルコール類が出ていたという記憶はない。

ワインになると、当時はワインは安息日などの祈りに使うものという感覚だったようで、普段アルコールを飲まないので、飲みやすいように甘いワインが多かった。なので、普段におしゃれにワインを飲むということもまったく記憶にないし、ちょっとワインを飲んだだけでもほろろろっと酔ってしまう人も多かった。

それが、ここ数年でガラリと変化してきたように思う。テルアヴィヴでは、おしゃれな欧米風のレストランが立ち並び、そういったレストランはだいたいがカシェルではないので、それにあわせてワインもカシェルでないものも多い。ここ数年で、テルアヴィヴでカシェルのレストランを見つけるほうが大変になってきた現状。世俗派では、友達どうして誰かの家での食事に集まるときなどでも、今ではワインを手土産に持っていくことも。

そんなこんなで、エルサレムではどうかというと、テルアヴィヴとはまたちょっとちがう。住民の30%が正統派ユダヤとあってまだまだ宗教色が濃く、あとはアラブが30%(基本的には彼らも飲まない)、世俗ユダヤが40%。その40%の世俗人口での飲酒はやはりビールが主流。最近ではアイリッシュ・パブが大流行で、ギネスなども飲めるようになった。時々、アメリカからの留学生たちが酔っていることがあるといっても、へべれけに酔った若い人、というのはあまりお目にかからない。ちなみに、正統派ユダヤでは遊びで飲酒するということもほとんどなし。彼らが飲むのは、祭りや安息日の祈りに使うワインぐらいで、でも安息日だからといって、たくさんワインを飲むわけでもなし。まあ、グラスに一杯か二杯ぐらいでしょうか。最近ではエルサレムでもカシェルでないワインを置いている店も出てきましたね。これもこの国の時代の流れというか。

なので、イスラエル、またはユダヤ人の飲酒の習慣と文化はどういうものかと考えたら、わたしのまわりの世代もしくはそれよりも年配世代では、世俗、宗教的にかかわらず、ユダヤの人が飲酒をするという文化はあまりないように思う。今の20代になるとロシア移民なども多く、これまでとはちがった飲酒文化なのかもしれませんが。

なぜユダヤに飲酒の文化がないかについては、やはりカシェルの問題などユダヤの伝統と歴史とにかかわりがあるのかなと。ディアスポラで散らばっていた長いあいだも、伝統的にはカシェルでないワインは飲まなかったでしょうし、コミュニティーで生きてきたユダヤの人たちが、ユダヤではないほかの人たちと交わってアルコールを飲むということもなかった。まあ、そんなところからではないでしょうか。
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by ck-photo | 2006-10-10 22:32 | 中東の食卓+α
かんたんチキンパイ&豆腐パイ

ヨム・キプールが終わって、もう今週末には次の行事がはじまります。仮庵の祭りの足音はもうすぐそこまで。黒ひげも(正統派ユダヤ)の街では、お祭り用品を買い求める人たちで溢れる。

一昨年はその様子をブログに載せたのですが、今年はちょっとわたしカレンダーの曜日に追いつけず、遅れ気味。いつもなら祭りの準備にかかっている人たちの写真を撮りに出かけるところ、今年はすっかりそのタイミングを逃してしまった。来週のどこかで仮庵の祭りの様子をアップできるかな。ヨム・キプールについてもきちんと書けないままになってしまいました。

私信で申し訳ないですが、ユダヤに関していただいているメールの返信も遅れ気味。ここしばらくは猫の手(いや、頭)も貸してもらいたい状態なので、もうしばらくお待ちを。

そのあいだ、こちらでもどうぞー。

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e0009669_928366.jpgマラワハッというパイ生地のようなもの。スーパーの冷凍食品コーナーに売っています。

そこの神戸のおねーさん、ハラル食品店、またはアラブ食品店などなら売っているかも。


e0009669_9293764.jpgこちらでは、ふつうはそれをフライパンで焼いて、おろしたトマトでさっぱりと。もっちりパイ感覚でおいしいのですが、ちょっと油っこい。そこで、わたしはこれを包み焼きの皮に使います。


e0009669_9304829.jpgオリーブオイルで炒めたたまねぎ&にんじん、ハーブ(トマトケチャップでちょっと隠し味)。生のままのチキン、ねぎ、これをこの皮で包むだけ。キッチンでの立ち時間、20分ほど。忙しいときにはぴったり。あとはオーブンのお仕事。190度ぐらい40分。

チキンの代わりにお豆腐で作る場合は固めのものね。日本だったら木綿豆腐よりちょい固めでしょうか。それにおだしをとった後の昆布と干ししいたけをみじん切りして一緒に包みます。焼き時間も同じ。


チーン!焼けましたよ。
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と、同じものをチキンとお豆腐で作ってみましたが、やっぱりお豆腐のほうが好き。
ユダヤの酢漬けニシンでもあらびっくり、おいしいかもと思ったり、
炒めた野菜たっぷりにカレー風味もグーね。

今度は、くだものを入れて甘いおやつパイにしてみよう。


ちなみに、今回のチキンパイの失敗は?
うっかりして野菜をいちばん下にひいてしまった・・・。
お豆腐もチキンもいちばん下にもっていかないと、下のパイ生地がべたつきますね。
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by ck-photo | 2006-10-05 09:51 | 中東の食卓+α
ちょっと一息、うちのかんたん食卓
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エルサレムもユダヤの新年のころにはざくろの季節。
大きなざくろが今年もマハネ・イェフダ市場に並びます。
子供のころ、ざくろは学校の校庭や家の庭の木からもいで食べるものでしたが、
近頃では店先に並んでいるざくろを、お金を出して買うのはなんとも不思議な気分になります。

ざくろを見るときらきらとルビーのようで、それだけでなんだか幸せになります。



さてと、取り出したるは、一枚のピタ。
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これを二枚にスライスして、オリーブオイル、トマトピューレ、ハーブ、むらさきたまねぎ、ツナと乗せていきます。オーブンで5分、チーン!はい、かんたんサクサクピザの出来上がり。えっ?チーズですか?いえね、冷蔵庫に買い置きがなかったんですよ。というかほとんどイエローチーズは買ってまでは食べないから。イスラエルでチーズというと、やはりカッテージなどの白いチーズですね。

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そしてこれまたかんたんクスクス。穀物屋で買ってきた乾燥クスクスをつかって。

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本当ならば、クスクスとスープは別のなべで作るのですが、すぐに食べるから一緒のおなべで。
作り置きのチキンスープにトマトピューレを混ぜて沸騰させる。
そこにクスクスをどどどっ。弱火に落としてふたをして待つこと5分。クスクスのできあがり~。
これは時間がたつと固まっちゃうので、すぐに食べるときだけおすすめ調理法。
チキンスープがないときは、野菜スープ、缶入りのソーセージとお汁なんかでもかんたんですね。
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by ck-photo | 2006-09-30 00:01 | 中東の食卓+α
ひとり遊びが好きよ。

と、いきなりですが、キッチンの片隅のコレクション。バサーッとテーブルの上で遊んでみました。仕事もちょっと一段落を迎えそうなそうでなさそうな・・・。まだ他の方のブログをたずねてゆくゆとりがもてませんが、たまにはこうしてぼーっとしてみるのもいいかなあ。ちなみに、安息日前の金曜の午後のイスラエル、とあるポピュラーなラジオからは、毎週のごとく繰り返しビートルズが流れてきます。ふしぎだ・・・。
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さて、ユダヤのワイン、いわゆる食品カシェル認定済みのワインのコルクたち。なんていうと、とてつもなく飲兵衛のような数ですが、いえいえ、ここ一年半ほどのワインです。はい。

イスラエル産の主なワインでは、北部で採れるJarden、Golan Hights、Tishbi、などなどですが、値段はピンからキリまで。安息日などに飲まれる一般的なワインは29~35シェケル(800円)ほどでしょうか。これでもかなり高い気もしますが、これ以上の値段のワインは高価なワインの部類になってしまいます。安いものでは16シェケルほどものもあります、が、飲めないね~・・・やっぱり。

こちらは、お気に入りのコルクデザイン。ランプがいかにも中東らしくておもしろい。
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これまた、とってもユダヤなデザイン。トーラー(旧約のモーセの5書)の巻物がモチーフ。
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コルクによっては、ちゃんと「カシェル」とヘブライ語で(日本語じゃないですね、当然)書かれているものも。

もともと、ユダヤの人たちには文化的に飲酒の習慣というものはないのですが、ここ最近になって若者の間では「目指せヨーロピアン!」の風潮が強く、都会のテル・アヴィヴのカフェ・レストランでは、カシェルに関係なくおしゃれに外国産のワインを飲んだりもするようです。が、黒ひげも(正統派ユダヤ)の人たちにとっては、ワインはやはり安息日や行事につかうためのもの。カシェル認定がなければなりませんね。

一昔前までは、イスラエルの葡萄はとってもおいしくて、本当に蜜の味というか、甘すぎてのどが痛いくらいだったのですが、ここ最近はダメですね。農産国であるこの国、すっかり化学肥料がたくさん使われたりなんだかんだで、すっかり質が落ちてしまいました。市場で葡萄を買って食べようと思わなくなったのが残念。


さて、本題のワインのカシェルについてはまだまだ色々とあるのですが、それはまた次の機会にでも~・・・。(ガクッ)
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by ck-photo | 2006-09-01 22:10 | 中東の食卓+α
マツァのチョコ&自動加熱なグルメ
さて、本日の話題。

ティシャ・べ・アヴも今夜に迫り、例年のごとくまったく風のない猛暑なエルサレム。
ティシャ・ベ・アヴはかつて建っていた神殿の崩壊を嘆き、24時間の断食。
当然、水分もダメー。
今夜は一晩中、人々は嘆きの壁の前に祈りに訪れます。

このティシャ・ベ・アヴの3週間前からは、娯楽、ショッピング、散髪、などは禁止。
黒ひげも(正統派ゆだや)の人たちの中にはシャワーも浴びない・・・人もいる。
んー、喪に服している様子はよく伝わりますが、
しかもいつもの通りの黒いコートに帽子にと・・・こちらの嗅覚にもつーんと伝わります。
暑いなあ~、しんどそうやな~。

さて、その断食のティシャ・ベ・アヴの前に、ちょいと、食べ物の話でも。
数ヶ月前、NYからエルサレムに留学中のM君のママから届いた託り物。
M君に渡して頂戴と、送ってきたはいいものの、肝心のM君は自分の好きなもの数品を抜き取ると、「残りは後で取りに来るから」。

それから早数ヶ月。「いらんのやったらこっちで処分するで?」「OK、好きにして」
ということで、箱の中身を捨てようと思ったら・・・、
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おおっ?これはなんぞ?
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これはおチョコさまではありませんか?
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続きを読む?
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by ck-photo | 2006-08-02 18:45 | 中東の食卓+α