カテゴリ:エルサレム・エルサレム( 91 )
一年でいちばんホームシックになる日
この国の新年は、毎年9月中旬あたりに訪れるユダヤ暦の新年。
おかげで西暦の12月31日も1月1日もまったく普通の日常。
本当につまらない。


実家では、大晦日の夜から元旦にかけて除夜の鐘が響きます。
それにあわせて御堂では父や兄、役僧さんがお経を上げ、
近所の方々が手を合わせにやってきます。
土蔵つくりの冬の御堂は寒くて寒くて・・・
じっと座っているのはまったくの苦行ですね。わははっ。

子供のころは鐘突き堂で除夜の鐘の係り。
百八つの鐘の数だけの小さなお菓子を抱え、
鐘を突いた方々にひとつずつお渡しする。

むかしは一回一回役僧さんが数えていたようですが、
それだとときどき突いた数が百八つよりも多かったり少なかったりするので、
実家ではあらかじめ百八つ分用意しておいたお菓子になったようです。
今、その係りはわたしの甥っ子がしているのでしょうか。

そしてお経の後には父から新年の挨拶があり、
高校あたりからは、今年は父は何を話すのだろうと楽しみにしていました。e0009669_6305124.jpg

そのあとに家族と役僧さん、関係者の方々と、夜中の二時ごろまで黒塗りの御膳で元旦をお祝いします。

そしてみなさんが帰った後、ほろ酔い気分の父や兄は寝てしまいますが、わたしと母は着物の上から割烹着でお膳の後片付け。それが終わればもう3時過ぎ。

それがずっとわたしのゆく年来る年でした。

子供のころは選択の余地がありませんでしたが、
大人になってからはそんな実家への帰省がいやで仕方なかった年の暮れ。
まわりの友達などはスキー旅行に行ったりコンサートに行ったり。
でもうちではそれは許してもらえなかったので、毎年うらやましいなあと。

でも、なぜか遠い中東に住むようになって、もう30代も半ばになると、この面倒くさかった実家でのお正月がとても恋しいのです。

大晦日とお正月、
一年でいちばん家族を恋しく思い
日本を恋しく思う日となりました。

影で支えてくれている父と母ももう70代に近くなりました。
幸いなことに92歳になる祖母もまだまだ元気です。
来年のお正月はできることならば、実家で家族と一緒に迎えたいな。


みなさんもよいお正月を。
来年もまたよろしくお願いいたします。
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by ck-photo | 2006-12-31 06:59 | エルサレム・エルサレム
雪のエルサレム
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いつもの景色が美しく変身した、雪のエルサレムでした。



と、情緒的なのはさておき、
現実はというと。

エルサレムの目抜き通りのヤッフォ通り(わたしのよく出没する)や、
ほとんどの通りには溝、または下水システムなるものがなく、
雨や雪が降ると通りは大洪水。
あっという間にちょっとした川になってしまいます。
しかも、乾燥している街路樹は
いきなりの気温差と水分、そして雪の重みに耐え切れず、
あちこちで幹から折れては道路を封鎖。
ちょっとした嵐の後のよう。

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旧市街は屋根があるところが多く、
壁に囲まれていることもあって
徒歩でも20分ほどの街の中心部との温度差があり、
あまり雪は積もっていませんでした。
ちょっとつまらなかった・・・・。
やっぱり旧市街に積もった雪が見たかったなあ。

3年ほど前に雪が降ったときは積雪10センチほどで、
3日間ほど街もなにもかもお休み。
子供も大人もおおはしゃぎ。
昨日も深夜2時過ぎまで
ラジオで明日学校が休校になるかまだ決まらないと。

こんな小さなイスラエルでも
北部とエルサレムに住む人以外では
雪を見たことのない人も多く、
エルサレムに雪が降ると、
テルアヴィヴ方面などから車で家族そろって見学に来る人たちの姿も。

オーソドックスユダヤの街メア・シェアリムから
旧市街の雪を見ようとそこの住人たちもカメラ片手にやってきていました。
雪の壁を背後に写真を撮りながら
イディッシュ語で「もう一枚!もう一枚!」とおおはしゃぎの彼ら。
黒い帽子には当然濡れ防止にシャワーキャップのようなビニールが・・・。
これは雨のときにもよく見かけますが・・・。

南アフリカから移住してきた友人も
この雪が初めての雪。

なんて美しいんだろう・・・・と空から舞う雪を眺めていました。


☆雪のエルサレムのスライドショーはこちら
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by ck-photo | 2006-12-29 07:00 | エルサレム・エルサレム
エルサレムに降る雪
外は雪が降っています。
このままだと今夜はエルサレムも積もるでしょう。
北部では昨日から積もってました。

数年ぶりの雪のエルサレム。
楽しみだな~。
10センチでも積もれば明日は学校も会社も商店もお休み。
カメハメハな歌のような街です。

いい写真が撮れたらアップしますね。
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by ck-photo | 2006-12-27 22:13 | エルサレム・エルサレム
イスラエルの花
毎年クリスマスイヴとクリスマスは空模様が大荒れに荒れるエルサレム&ベツレヘムですが、今年はなぜかよいお天気でした。と思ったら、今日になって荒れましたねえ。今年はカミサマは一日間違えましたかな。かなりべたべたじめじめ寒いです。

最近ちょっと暗めの写真が多くていけませんが、「花」について。
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イスラエルの花は以外と美しく、ヨーロッパに輸出しているものもあるそうです。が、がっくりなことがひとつ。輸出しているのはどうかしらないけれど、エルサレムの花屋の店先でそれらの美しい花をくん~くん~しても、ぜんっぜん、匂いがない。子供のころから大好きなフリージアはあの香りがあってこそだと思うし、バラだってやっぱりあの香りがないとつまらない。はじめのころはこちらの鼻が悪いのかと思いましたが、いやいやそうではなくて。しかも、バラだったら花瓶にさして一ヶ月ほども開かず枯れず・・・。いったいこれは造花なんでしょうか?と。11月の半ばに買った写真のこのバラも、この状態で一ヶ月ほどもちました・・・。その代わり、感想の激しい夏場は3日ほどで花瓶に入ったままパリパリパリっとドライフラワーになってます・・・。どないやねん・・・。

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香りある本物の花に触れたいなあ。

ちなみに、シクラメンはこのあたりでは高価な観賞植物ではなく、まったくの野生ですな。もちろん花屋にも並びますが。うちの近所の公園では、2月ごろからあっちこっちの岩の割れ目に咲きます。
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by ck-photo | 2006-12-27 04:53 | エルサレム・エルサレム
フツパ事件簿@アメリカン・コロニー・ホテル
先日のこと。1900年代のはじめ創業、エルサレムでも歴史ある「American Colony Hotel(アメリカンコロニーホテル)」へ友人とお茶に行ったときのこと。

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このホテルは古くから世界中のジャーナリストたちの贔屓宿というものの、かなり辺鄙なところにあり、歩く気分ではなかったので、ぴっかぴかのベンツで運ちゃんはアラブ男のタクシーに乗った。どうやら彼はわたしたちを観光客またはショートステイの外国人にわか住人だと思って、ホテルまでの道のりをぐーるぐーると余計な回り道をし始めた。

友人(男性)が助手席に座り、わたしは後部席。この友人は欧州からエルサレムに移住してきて7年ほどで、でもあまりイスラエルのフツパ(受けいれがたい悪態、無礼)気質になじまず、いまだに欧州の礼儀正しき男性。タクシーも自動的にメーターをかけてくれているものと思ってしまうらしい。

後部席に座っていたので、はたしてメーターが回っているのかよくわからず、まあいいわ・・・と思いながら、ホテルに到着。さて、降りようとすると、アラブ運ちゃんが「じゃ、45シェケル」と、ふつうなら25シェケルあたりのところを、なんともフツパなことを言い始めた。欧州紳士の友人はびっくらこいて、「そんな話は聞いていない、メーターはどうした?」とまっとうな返答。アラブ運ちゃんはここぞとばかり、「乗ったときにヘブライ語でホテルまでは45シェケルだよ、と言っただろうが!」と怒鳴り声。

聞いてないなあ・・・そんなこと。と思うも、男社会に生きるアラブ人相手の場合は女性は黙っていたほうがいい。友人とアラブ運ちゃんの水掛け論がヒートしはじめて、当然45シェケルも払うつもりもないわたしと友人は、「そいじゃ、払わないから」と一言残し、ホテルのロビーへと。

「こいつら払わねえって言いやがるんだ!X&%*$(#)@_!)*&$$#!!! (放送禁止用語の羅列)」

と、ロビーまでアラブ語の汚い言葉で罵声を飛ばしながら追っかけてくる運ちゃん。アラブ語はわからなくとも、そういう言葉は自然と理解できる。ロビーのフロント係りがすばやく警備員を呼ぶと、さらはアラブ運ちゃんは「警察を呼べ!警察だ警察!」と野太い声で叫ぶので、そこでこっそり友人に耳打ち。

「うん、警察呼べって方向に持ってったほうがいいよ。メーターなしでの営業は法律で禁止されてるから、捕まるのはあっち。」

それを聞いて、ふふんっと勝ち誇る友人。

「オー、それじゃ、呼んでもらおうじゃないか。だって、おまえ、それって違法だろ?」
「な、な、なんだと!汚いユダヤ人め!すべてのユダヤ人はお前のようなやつばかりだ!」
「オー、すべてのアラブ人はお前みたいなずるいやつばかりか?」

と、こんなちょっとした言い合いでも、宗教や民族が入り込む。で、だんだんと無駄に疲れてきたので、運ちゃんには「ほなサイナラ」と、ホテルのカフェに向かう。そうなればこちらはホテルのお客、でも運ちゃんは警備員が止めるのでさすがにそこまでは入ってこられない。

それからしばらくすると、カフェに警備員が申し訳なさそうにやってきて、他のタクシーの運転手に問い合わせたら、わたしたちの乗った距離だと25シェケルが妥当だとのことなので、申し訳ないがそれだけはこのアラブ運ちゃんに払ってもらえないかと。それならいいですよと、25シェケルを運転手にと警備員に渡して、一件落着。

と、いつものエルサレムの光景ながら、なんて疲れる日常なんだろうか。でもこのホテルは同じアラブ人経営といえども、まさにそんなエルサレムのオアシス。石造りの小さなアラブのお城のようでちょっと息抜きに最適。とはいうものの、そこにたどり着くまでがしんどすぎか・・・。

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by ck-photo | 2006-12-26 03:05 | エルサレム・エルサレム
Jerusalemの夜
美しいのかクモの巣なのかよくわからないエルサレムの目抜き通り、ヤッフォ通りのライトアップ。クリスマスがやってこない街だけど、こうすると雰囲気だけでも冬らしい。去年まではほんのちょっとだけのライトアップ、今年はがんばってるなー。
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e0009669_1912167.jpg一年中この角に住んでいるおじさん。通り過ぎる若者。

右端の壁についているゴミ箱のプジョーのマークみたいなのは、エルサレム市のエンブレム。


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こうしてみると雪のようできれいだなあ。(でも道路の真ん中に立つのは禁止ね。笑)
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by ck-photo | 2006-12-20 19:24 | エルサレム・エルサレム
行きそびれた割礼式
今年ももうあと一ヶ月というところになりました。ああ、早いなあ。でもユダヤ暦のイスラエルでは年の暮れという雰囲気もなく。自分の中では今年はいろんな意味で見直しの一年というか、迷いと選択の一年でした。仕事のほうも、じっくりと一つ一つに取り組むのではなく、二つも三つも掛け持ち。ひとつ終わっても休みが取れることもなく、すでに次のプロジェクトが重なっている状態で、ばたばた。ゆっくりと時間をかけるよりも、とりあえず終わらせなければ、と、あまり心に余裕がない一年でした。しかも無駄な労力がかなり多かった。

おかげで今年は今ひとつ健康面もよくなく、先日のマーク氏の晩の後から急性胃炎か何かのようでだるーい日々です。すぐに疲れて、ちょっと横になったつもりが気がつけば7時間とか寝ています。それでも仕事の締め切りはやってくるし、困った困った・・・。どこかで、うがー!と叫びたい心境です。

一週間前に親友のシギーの弟さんに息子が生まれ、今日の午後に、ユダヤの民の一人となるべく割礼式がありました。シギーのいとこで、私の友人でもあるKちゃんもせっかくNYから来ているので、行こうと思っていたのですが、残念ながら欠席。式の後には当然、食べろ食べろの宴会。行っても別に食べなきゃいいのですが、見たら食べたくなるし、この胃袋と精神力でオイリーなユダヤ料理と騒がしいお祝いの場に行くのはちとキツイ・・・。ユダヤの祝い事では、アルコール類をがんがん飲むということはあまりないですね。出てもワインで、ビールなどはあまり見かけません。エルサレムでは、大人がへべれけに酔っ払うのは、一般的にはプリムの祭り以外ではあまりないように思います。

と、ここまで書いて、いったい何を書こうとしていたのかを忘れてしまいました・・・。はーっ。来年はもう少し精神的に楽な一年になることを祈りつつ・・・。コメントのお返しが遅れていますが、ぼちぼち行きますのでよろしくー。


追伸:これまで「ブログ村ランキング」に参加させていただいていましたが、これもそろそろおしまいにしようと思います。これまでどうもありがとうございました。
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by ck-photo | 2006-11-28 11:33 | エルサレム・エルサレム
12月のカレンダー
今年最後の月、12月のカレンダーを作りました。
エルサレムの旧市街です。
奇特にも気に入られた方がいらっしゃいましたら、コピーしてお使いくださいませ。

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エルサレム・カレンダー壁用の大きい版はこちらでどうぞ。
(PC上では壁用は小さく見えていますが、実際は800X1000pixelsです。けっこうでかい・・・)


追記:「こちら」へをクリックすると、大きい版が表示されるはずなのですが、場合によっては表示されないことがあります。その場合にリフレッシュ、更新をクリックしてもまったく反映しませんが、URL横、右端の→Go(日本語のPCだとなんでしょうか?)をクリックすると反映されます。うーん、わけがわからん。おそらく、サーバーの問題だと思うのですが、どうやってもまったく反映されない場合はコメントにてお知らせください。
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by ck-photo | 2006-11-16 19:55 | エルサレム・エルサレム
シナゴーグを覗いてみたよ
やっと仕事がひとつ終わりそうなところまで来ましたが、そろそろ体力切れ・・・。でもまだあとふたつあるので、ああしんど・・・。
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エルサレムの旧市街の外に作られたシナゴーグ(ユダヤの宗教でいう祈りとコミュニティーの場)で、いちばん古いものが繁華街のど真ん中のナハラット・シヴァ通りの裏路地にあります。といっても写真のこれ↑ではないのね、わははっ。ちなみに、自宅の近くには、とても美しいイタリア系のシナゴーグがあります。いちど写真を撮りたいのですが、そう思ってはやン年。ヨルダンやエジプトなどと同じように、近ければ近いほどわざに行かないのがナンですねえ・・・。

ある夜、たまたまそのいちばん古いシナゴーグのそばを通りかかったら、そちらはもう電気が消えていたのですが、その向かいにあるスファラディー系のシナゴーグに明かりが煌々と。窓の外から中を覗いてみると、お勉強会。うーむ。男性ばかりなのでさすがに入れてくれとは言えず、怪しくならないように窓にもあまり近寄らないようにこっそりと・・・。って、これじゃあ、かえってヘンですが。

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黒帽子のラビ 「おい、君、君!聞いてるか?!」
右のかんぺーちゃん 「だっておもろないねんもん・・・。かいーの・・・。」

なんて会話だったのでしょうか。そんなわけないですか。
窓の外からでは、結局何の勉強会だったのかわからずじまいでした。
次の更新はイタリアン・シナゴーグと行きたいところですねえ。

ユダヤ語かんたん注釈:シナゴーグについて
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by ck-photo | 2006-11-14 12:23 | エルサレム・エルサレム
リトル・プリンセス
エルサレムのとあるユダヤの結婚式で出会ったお姫様たち
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みんな10歳~12歳ぐらいでしょうか。
お姫様ドレスが似合いますね。
ちょっと羨ましかったりして。
昔のヨーロッパの香りがしました。

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くるくるくるくる!
見て見て!
ドレスが広がるよ♪
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by ck-photo | 2006-10-18 05:51 | エルサレム・エルサレム