本を読もう
エルサレムにいると「秋深し・・・」などどあまり情緒的になることもなく、そういや日差しがちょっと柔らかくなったね、ぐらいですが、朝晩は霜が降りてけっこう肌寒かったりも。となるとやはり美味しいお茶とお菓子を脇に本を読みながら静かに過ごしたいですね。

このブログにもリンクしてあるオンライン書店ですが、さすがに秋たけなわの10月は、今年では一番本の購入が多かった。といっても個人のしょぼいブログ&マイナーなジャンルですから、月間何万冊とかそんなわけありません。はい、ほんの40冊弱ほどでした。が、40冊の本が新たに誰かが手にされたのかと思うとワクワク、やはり10月は本を読むんだなあと、うれしかったのですよ。ちなみに一番本の売れない月は8月でございました。

そこで私個人的におすすめ&興味のある本を何冊か。

おすすめはこれ、

e0009669_20435673.jpg「籠女」(かごおんな)、葉っぱの坑夫より出版。メアリー・オースティンの世界。アメリカ・インディアンと白人の少年の交流を通して、大人になってしまったわたしたちが忘れかけていることを取り戻せる、そんな一冊。子どものための風変わりなストーリーテリング集とサブタイトルには書かれていますが、私はむしろ現代の大人が読むべき本ではないかと。わたしはこの本を開いてから、あっという間にその世界に引きずり込まれ、数日間で読み切ってしまいました。

「蝉しぐれ」遠藤周平著。母がおもしろからと送ってくれた一冊。時代物なのにさらりと現代風なのが新鮮で、なるほど、ロマンチックでもありおもしろかった。

「モロカイ島の贈り物 」山崎 美弥子著。モロカイ島に住むアーティストのダイアリー。素直にすてきだなあと惹かれた本。あたまを休めて夢見心地になりたい時の一冊。

「PLUTO」浦沢直樹。いわずとしれた手塚治虫の鉄腕アトムの浦沢さんバージョン。昔、兄が購入していた少年ジャンプなど、毎週かかさず読んでいたので、少年漫画はかなり好きなほう。浦沢作品はどれもハマリます。このPLUTOは東京のYさんという方が親切にも送ってくださった貸し出し厳禁の秘蔵版(笑)。ちなみに、同封していただいた他の漫画は回り回ってなんとゴラン高原の自衛隊のところにあるそうです。あの漫画君たちも東京の本屋さんに並んでいた時は夢にも思わぬ展開。


読み直している本。
e0009669_20543254.jpg「死海のほとり」 遠藤周作著。いやー、大学時代に購入してから一体何度目でしょ?彼の作品は大江健三郎の作品同様、繰り返し繰り返し読むことが多い。この本の表紙を改めて見たら、あらー、よく似た写真ですね。やっぱりこうなっちゃうのかな?

「静かな生活」大江健三郎著。初期の作品「万延元年のフットボール」のあの圧倒的かつ独特の大江書体&世界から普通に読みやすい小説風な一冊。


読みたい本。
「京都で町家に出会った。ー古民家ひっこし顛末記」麻生圭子著。どんどんと消えてゆく京都の町家。わたしは町家には住んだことはないのですが、何人かの友人が住んでいたりして、ああいう自然な暮らしにとても憧れます。いつかそんな風に住める日が来ればすてきだなあ。でもこれ読んだら、きっと京都に帰りたくなるだろうな、と思いまだ読んでない本なのですが。(笑)

「私家版・ユダヤ文化論」 内田樹著。個人的にはレヴィナスはどうとも思ったこともなく、ユダヤ学者としてはほとんど関心のない位置なのですが、一体この本には何が書いてあるのか単なる好奇心的一冊。同じ著者の「いきなりはじめ浄土真宗ーインターネット持仏堂」はおもしろかった。

「存在の耐えられない軽さ」ミラン クンデラ 著。昔読んだのですが、手元にないのでもう一度読みたいと思いつつ読めないかなり濃厚な一冊。ダニエル・ディ・ルイスとジュリエット・ビノシュ主演の映画もおもしろかった。


買って思いっきり後悔した本。
「ウー・ウェンの北京小麦粉料理 」ウー・ウェン著。なぜかというと、前回帰国したときに「よーし、エルサレムに帰ったら作るぞー!食べるぞー!」と意気込んで買ったはいいけど、ぜんっぜん時間と気持ちに余裕がないからただただ拷問になっちゃった一冊(笑)。おすすめです。


星の数ほどの本。まだ知らない世界の本もどんどん読んでみたいな。みなさんのお薦めはどんな本?
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by ck-photo | 2007-11-02 21:50 | 何気ない日々


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