木々の新年 טו בשבט がやって来る!
木々の新年 トゥ・ビ・シュヴァット(טו בשבט)。

朝にベッドルームの窓に当たる雨がやけにうるさいなぁとおもったら、大きな氷の塊のようなものが、空から降っていました。

ここ数日のエルサレムでは「中東に降る雪」ではなく、なんと雹(ひょう)が降る日が続きました。ひょっとすると明日あたりは雪になるのかも。でも、やっぱりここはエルサレム。明日は青空快晴なんてことも可能ですが、短い雨季の冬の間(12月から3月まで)、一年間の雨がまとめて降り注ぎます。

エルサレムから死海へ行く途中の砂漠などでは、これからの2月、3月と砂漠の山々に青海苔を振りかけたようにやわらかな雑草が生えはじめるのを見ることができ、地中海沿岸のテルアヴィヴに向かう高速道路から見える田園地帯なども、雑草が芽を出して日に日に美しい緑色になります。

ユダヤ教では一年のうちに「木々の新年」「家畜などの動物の新年」「王様たちの新年「人の新年」の4つの新年があるとApple&Honeyで書きましたが、今週の月曜日の晩にはトゥ・ビ・シュヴァットと呼ばれる「木々の新年」がやって来ます。この木々の新年とは、エルサレムにあったユダヤ教の神殿に一年の収穫物を税として収めることがそのはじまりですが、これは長々と説明してもつまんない話なので、現在のこのお祝いについて。

トゥ・ビ・シュヴァットの晩、食卓には、デイツ(なつめやしの実)、イチジク(干し無花果)、ざくろ、オリーブ、ぶどう、麦、ナッツ類、キャロブ、スターフルーツ、など、イスラエルの土地から採れた7種類の作物をメインに用意し、春の訪れである木々の新年を家族でお祝いをします。


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この晩には安息日などと同じようにワインが飲まれますが、自然界の冬から春への色の変化を感じるようと、はじめのグラスは白ワイン、そして次はロゼ、そして最後には赤ワインという順番でほんのりと少しずつ色づくグラデーションで飲まれます。家庭によっては同じようにテーブルに白い花、ピンクの花、そして赤い花を飾ったりして、もうすぐやって来る春が待ち遠しい夜となります。

まあ早い話、ユダヤ版節分のお祭りのようなものでしょうか。
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by ck-photo | 2005-01-23 07:17 | ユダヤの暦


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