メディア
ガザ地区で今月5日に起った事件について、ふたつの記事を見比べてみました。ロイターと日本の某大手球団を抱える新聞社の記事です。

ロイターの記事「イスラエル軍、ガザ地区でパレスチナ過激派数人を殺害」だけを読むと、「ああ、そうなのか・・・」とそれほど特に感情移入せずに事実を読めますが、それとは別の某社の記事は、見出しからして「イスラエル軍、パレスチナ人少女ら殺害」。同じ事件の記事とは思い難く、記事を読む以前に「えっ?!イスラエルって卑怯」という構えがすでにできてしまいます。そしてきっと多くの人は「いたいけな少女を射殺する非人道なイスラエルめ!」と思うことでしょう。でも実際に冷静にこの記事を読んで見ると、少女の事がこの記事のメインでもないようです。

同じひとつの事件を取り上げているのに、記者やその他の諸々の思惑でその印象は大きく違ってきますね。世界各国のメディアがこういった片方に偏ったイメージを読者に与えることはいとも簡単なことのようにも思えます。もちろんその偏見がパレスチナ側であったりイスラエル側であったりと、記事を発行する側の政治的立場や諸々の裏のかけ引きで変わってきます。残念ながらメディアなんて、所詮こんなものなのでしょう。

(ちなみに、少女を射殺した事についての賛否についてはノーコメントとさせていただきます。申し訳ないですが、イスラエルとパレスチナ問題について本当に議論すべき事は他にあると思いますので。)


ロイター記事
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イスラエル軍、ガザ地区でパレスチナ過激派数人を殺害 [ 10月06日 08時58分 ]

[ガザ 5日 ロイター] イスラエルは、パレスチナ自治区のガザ地区を空爆し、イスラム原理主義組織イスラム聖戦の幹部など過激派数人を殺害した。 最初の攻撃で殺害されたのはイスラム聖戦の司令官で、他の幹部も重傷を負った。

イスラエル軍は声明で、同司令官がイスラエルの民間人や兵士に対する攻撃に関与していると指摘した。

また、イスラエル軍は、この数時間後、武装ヘリによるミサイル攻撃で、武装組織アルアクサ殉教者旅団の2人を殺害した。この攻撃で、ほかに4人が負傷した。



某社記事
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イスラエル軍、パレスチナ人少女ら殺害

イスラエル放送などによると、イスラエル軍は5日、ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプで、武装組織「アルアクサ殉教者旅団」の活動家1人を殺害した。

軍は同日夜、ガザ市内西部で車両にミサイルを撃ち込み、パレスチナ人2人が死亡した。

南部ラファ難民キャンプ付近では、爆発物らしき物を持って軍陣地に近付いた13歳の少女を射殺した。ヨルダン川西岸ヘブロン近郊では、イスラム原理主義組織ハマスの活動家1人を殺害した。(エルサレム支局)
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by ck-photo | 2004-10-06 04:41 | 戦争と平和


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