ウェディングドレスとソウルメイトの秘密
e0009669_3442357.jpgここ数年では、ミニスカートや胸元の大きく開いたウェディングドレスが流行っていますが、正統派ユダヤの結婚式では、流行に流されずクラシックなロングドレスが主流。袖も長袖か肘まで、胸元も首までしっかりカバーのウェディングドレス。これって不思議なもので、露出度の高いドレスよりも、やはり花嫁はクラシックなウェディング・ドレスのほうがすごく清楚ですてき。さてさて、そんなユダヤのドレスにもちゃんとワケがあった。

一昔前の日本なら「破れ鍋に綴じ蓋」、今風に言えば「Soul Mate(ソウルメイト)」というコンセプトがユダヤ、とくにユダヤの中でもカバラと呼ばれる教義にある。誰にでもその人の欠片があり、その欠片を見つけて結婚することによってはじめて一人前の人となる。そんなソウルメイトに巡り会えるまで、肉体関係は当然のことデートで手を握るなんてとんでもない。身体と心の双方でふれあう、それが許されるのはめでたく結婚し夫と妻となった時。

現代に溢れかえるセックス産業に、意味のないお気軽セックス。中高生でも援助交際なんてほんのお遊び。そんなことがあたりまえの世の中で、こういったソウルメイトの価値観を貫いて生きるというのは、ちょっとすばらしい。

e0009669_3451028.jpg結婚式やお祝いの席でダンスでは正統派では男女別々に踊るとどこかで以前ちらりと書きました。はい、ここにもちゃんとワケがありました。女性の踊っている姿ってセクシーですよね。踊ってる娘を見て「あのコ、いいな~」なんてありがちなことでは?そう、だから、正統派ユダヤでは男性は女性の踊っている姿を見てるのはタブー。が、反対に女性は男性の踊っている姿は見てもよい。どうもユダヤ教は女性に有利なようですね。

そしてこれは歌声にも言えます。男性が女性の生の歌声を聴くのはタブー。でもヒゲヅラ男性のダミ声、OK。そしてもうひとつ。髪は女の命・・・とも言うように、美しい髪の女性、ほれちゃいます。そこで正統派の既婚女性は、既婚ですよという印として髪をスカーフやかつらで隠します。ユダヤ教から数世紀のちにできたイスラームの女性がスカーフで頭を覆っているのは、実はここから。

そういったいわゆるモラルがしっかりと根付いている正統派ユダヤの世界では、他の男性が誰かの妻を好きになっては大変。不倫、これも本当に恐ろしいほどにご法度です。
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by ck-photo | 2004-08-30 03:30 | ユダヤ雑学


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