壁建設の理由
先日のあれから・・・で、citydeさんからイスラエルの「壁」はどうなっているのかという、とても気になる質問をいただいたのでそのことについて。

とあるところではベルリンの壁などと呼ばれている壁の建設がちゃくちゃくと行われているのですが、この壁、まさにゲゲゲの鬼太郎の「ぬりかべ」君かのようにどーんっ。citydeさんがおっしゃるように、想像以上に大きく、エルサレムの旧市街の高台に上がると遠くヨルダンを望む砂漠にこの壁が見えます。

公に伝えられているこの壁建設の理由がこれまた簡単。これまでイスラエルの東側つまりヨルダンよりにははっきりとした国境が決められておらず、この壁によってそこに国境にと。これは正当な理由に聞こえますよね。もちろん、イスラエルに暮す人みんながこの壁建設に賛成なのかと聞かれれば、それはほんとうに難しいところですが。

もし誰かが私に聞いたならなんと答えるかな。多分「わからない」としか言いようがないというのが本音だろうか。あんまりなのではないかとも思うし、かといって、じゃあ、ないほうがいいのかと聞かれれば、「他のいい方法がわからないから、やっぱり壁はあってもいいかも・・・」と、自信なく答えるのが関の山といったところかと。それは外国人だろうが、地元っ子であろうが、誰も白か黒で片付けられないのが現実。

でも、このぬりかべ君の建設によってイスラエル側が得られるものは、当然、確固としたセキュリティーで、これはイスラエル側に住む者にとってはかなりのプラスになる。実際問題として、数ヶ月前にハマスのヤシン氏が殺害され、壁が作られ始めてから、めだった自爆などはほとんどといっていいほどに起きていない。当初は嵐の前の静けさのようで信じがたいものだったが、この数ヶ月間の平穏は夢ではないと信じたい。
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by ck-photo | 2004-06-24 02:55 | 戦争と平和


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