シナゴーグを覗いてみたよ
やっと仕事がひとつ終わりそうなところまで来ましたが、そろそろ体力切れ・・・。でもまだあとふたつあるので、ああしんど・・・。
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エルサレムの旧市街の外に作られたシナゴーグ(ユダヤの宗教でいう祈りとコミュニティーの場)で、いちばん古いものが繁華街のど真ん中のナハラット・シヴァ通りの裏路地にあります。といっても写真のこれ↑ではないのね、わははっ。ちなみに、自宅の近くには、とても美しいイタリア系のシナゴーグがあります。いちど写真を撮りたいのですが、そう思ってはやン年。ヨルダンやエジプトなどと同じように、近ければ近いほどわざに行かないのがナンですねえ・・・。

ある夜、たまたまそのいちばん古いシナゴーグのそばを通りかかったら、そちらはもう電気が消えていたのですが、その向かいにあるスファラディー系のシナゴーグに明かりが煌々と。窓の外から中を覗いてみると、お勉強会。うーむ。男性ばかりなのでさすがに入れてくれとは言えず、怪しくならないように窓にもあまり近寄らないようにこっそりと・・・。って、これじゃあ、かえってヘンですが。

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黒帽子のラビ 「おい、君、君!聞いてるか?!」
右のかんぺーちゃん 「だっておもろないねんもん・・・。かいーの・・・。」

なんて会話だったのでしょうか。そんなわけないですか。
窓の外からでは、結局何の勉強会だったのかわからずじまいでした。
次の更新はイタリアン・シナゴーグと行きたいところですねえ。





いわゆる祈りの場であるシナゴーグですが、コミュニティーの場としての役割も多く、エルサレムでは町内ごとにあります。毎日、近所の男性メンバーたちが朝昼晩の祈りに集まり、そのほかでは男児の成年式バルミツバを祝ったり、命日のアナウンスをしたり、コミュニティーにはかかせない存在。

シナゴーグの中では、「神」を現すヘブライ語の文字が飾ってあることはあっても、他宗教の教会や寺院で見られるような偶像やイコンなどは一切なし。これは、十戒のひとつ、「なんじいかなる像を造ってはならない」から、ユダヤでは偶像崇拝は禁止。シナゴーグの中では旧約聖書が、たいていはカギつきのクローゼットのようなところに大切に保管されています。どこに建っているシナゴーグでも、祈るときはみなかつての神殿の西の壁(嘆きの壁)に向かいます。

シナゴーグを大雑把に分けると、ドイツなどの東欧アシュケナジー系(イディッシュ語などを話すこと多し)と、スファラディー系(ラディーノ語を話すこと多し)に分かれ、それぞれのバックグラウンドにあったシナゴーグに行くので、アシュケナジーはアシュケナジーのシナゴーグへ、スファラディーはスファラディーのシナゴーグへ。アシュケナジーとスファラディー、基本的には同じユダヤでも、長い離散の歴史から互いの習慣のちがいやヘブライ語の発音のちがいなど、習慣的には異なりることがあります。

シナゴーグの内装を見ても、エルサレムで見るスファラディー系、シリア系などのシナゴーグは、アラブっぽく電飾ピカピカで派手。悪く言えばかなり悪趣味。これまた自宅そばにある、有名なシリアのアレッポ・シナゴーグはその頂点で、なかなかの異空間。集まってくる人々も、その家系の人たちなので、濃くて個性的&もろ中東な雰囲気。安息日でもわりとカジュアルな服装にキパ(頭に乗っているカッパのお皿ね)。あまりひげの長い人たちは見ないかも。上の写真のシナゴーグは、スファラディー系の割りにシンプルな内装。はい、これでシンプルです。

その反対にアシュケナジー系のシナゴーグは、小さくてもシャンデリアがあったりボルドー色の掛け布だったりと、ゴージャス系。これまたまた自宅から徒歩の距離にあるグレート・シナゴーグはなんというか、まさに筒抜けのコンサートホールのような雰囲気でさすが。他によく見られるのは落ち着いた欧州調で、派手ではなくてもシック。コミュニティーのメンバーも当然ヨーロッパ系の風貌なことが多く、黒いスーツに写真のラビのような黒帽子、ブロンドひげもじゃ系。中には黒ひげもあり。

っとまあ、かんたんにまとめようと思ったのですが、長くなりましたのでこのへんで(これでも説明としては短いのですが・・・)。次回はそれぞれのシナゴーグの写真があるといいですね。 
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by ck-photo | 2006-11-14 12:23 | エルサレム・エルサレム


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