イエメンのご飯 ~レモンの鶏肉とポテト煮込み
「中東の食卓」というカテゴリーがあるにもかかわらず、このブログになってからはお料理も遠のく日々。たまには何かつくらなあかん・・・と、久しぶりにかんたんイエメン料理を作ってみました。

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イスラエルの家庭でよく炊かれるイラク米。
名前がイラク米なので、イラクのお米なのかなあと思うものの、本当はどうだかわからない。
タイ米やバスマティ米のような風味と細長さで、ピラフやカレーにグー。

でもなかなかうまく炊けたことがなかった。
なんでかなあ。

「お米を洗う。
炊きはじめたら触らない。」

この鉄則が、どうもうまく炊けない理由のよう。
イスラエルのお母ちゃん方を見ていると、このイラク米は洗わないで、そのまんま、なべへ。

おなべにオリーブオイルを多めに温めたところに、お米をバラバラッと。
そして、油を絡めるようにして、お米を5分ほど弱火でジャッジャッ、炒める。
そこにお水をジャーっといれて、チキンスープのもを入れる。
もう一度、お米がくっつかないようにかき混ぜてふたをする。
それから、途中でもう一度、ふたを開けて、混ぜ混ぜ。

さて、炊き上がったお米は・・・
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こんな感じで、おいしそうにパラパラ。
熱々のうちに風味付け。新鮮なディルとコリアンダーのみじん切りを多めに混ぜる。
これだけでもしっかりピラフのようでおいしい。

そして、お米を炊いているあいだに、イエメンの煮込みを作ります。
(いや、本当はその反対。煮込んでいるあいだにお米を炊く。)
材料はじゃがいも2~3個。たまねぎ2個。鶏肉を適当。よく洗ったレモン1個。
スパイスはパプリカの粉。

たまねぎとじゃがいもを3ミリぐらいの輪切りに。
おなべにオリーブオイルを熱して、そこにパプリカの粉を大匙2ぐらい。
ええ、あとでスープが真っ赤になるくらいの多めがいいんですよ。

そこに、輪切りのたまねぎを敷き詰め、その上にじゃがじゃがを重ねます。
そしておなじように、適当に切った鶏肉を乗せます。
最後に一番上に、スマイリーに切ったレモンを皮のついたまま敷き詰めます。

そこにお水をレモンの上すれすれぐらいとスープのもとを入れて、
40分~1時間、弱火~中火で煮込みます。
焦げないようにね。でも混ぜないで。

できあがりはこちら。炊いたご飯の上に、かけて召し上がれ。
ちょっとおいしそうに見えませんねえ・・・。残念。
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レモンが酸っぱくて、たまねぎとじゃがいもがなんともおいしいのですが・・・。
で、いつものごとく、鶏肉は別になくてもよかった・・・。
まあ、お愛想であったほうがいいかということで。
そして、忘れてはいけないのが、これ。スフーグ。
これがレモンの酸味の効いた煮込みにぴったり。
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イエメンのグリーンチリペッパーとコリアンダー、にんにく、
ほかなんだかわからないものいっぱいのスパイシーなペースト。
赤いスフーグもありますが、わたしはこのグリーンのものが好き。
マハネ・イェフダ市場のお店には、ホームメイドのものもありますが、
日持ちがしないので、いつもこれを買ってしまいます。



デザートは、季節外れの桃とココナッツミルクのシナモン風味寒天寄せ。
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ゼリーで作るともっとプルプルかもしれませんが、
煮込みのあとは、あえてちょっとシャキッと寒天で。

ごちそうさんでした。


追記:ヘブライ語ではオレズ・イラキー(イラクのお米)と呼んでいたのでイラク米と思っていましたが、スーパーなどではパッケージにはイラン米と書いてありますね。ということは、イラン米のイラク風に炊いたん、ということなのでしょうか。こんがらがってしまいました。真相はいかに?

追記2:後日になりますが友人の料理人に聞いてみたところ、やはりイラン米やバスマティーなどをイラク風に炊いたものをオレズ・イラキーと呼ぶそうです。
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by ck-photo | 2006-10-13 03:13 | 中東の食卓+α


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