「自らの舌と口を守る者は、自らの魂を危険から守る」
エルサレムには金曜の日没から土曜の夜、明るく輝く星が肉眼で3つ見えるまでの24時間とちょっとの休息日がある。ユダヤの世界では安息日(シャバット)と呼ばれているその日。

街の商店もレストランも企業も、そして公共の交通機関はすべてお休み。道行くのは歩いている人たち。車もあまり走っていないし、近所からも大きな音楽なども聞こえてこない。聞こえてくるのは家族が集うの食卓の音と、その温かいにおい。やはり「幸せ」って何よりもすてきだと思う。

私は一週間の6日間を自宅、または企業のコンピュータの前でコツコツした孤独な作業をしながら過ごす。仕事だからそれは仕方がないけど、そろそろ一日ぐらいはコンピュータも浮世も関係のない静かな世界ですごしたいと思っていると、金曜がやってくる。これはありがたい。休みには、コンピュータを離れて本を読む。できるだけ、その時の自分の心の状態にピンと来るものを読む。

イカンセン、他称・宗教オタクの私(笑)は、そのご希望にそえるようにと、昨日はそれらしい本を何冊か読んでみた。と、いうのも、久しぶりに訪ねてみたあのブログ、そのブログ、あっちのブログ、妬みによる中傷や、その人に成りすましてよそ様に嫌がらせをしたり、色々と相次いでるらしく、コメントを閉められたり、しばらくお休みすることになったり、真っ向から公開対決している姿もあった。ざっと4、5件ほども。去年の暮れからの似たような個人的な出来事からも、それは人事ではなかった。

以前、旧ブログで何度か紹介したラビ・ホフェツ・ハイムというユダヤの賢者の教えを書いた本を、休みの間に久しぶりに読み返してみた。相変わらず、濃い~い核心的な精神世界がそこにある。その濃い~い本にも引用されているのが、ヘブライ語で「ミシュレイ」という旧約聖書の「箴言(しんげん)」の言葉。箴言はダヴィデ王の息子ソロモンの言葉であるという見方もあり、そうすると3000年ほど前の話になるけど、人の本質はどうも時間と共に変化・向上するものではないらしい。


ミシュレイ(箴言)から引用:(順不同)
興味のある方はこちらの本もどうぞ:Malbim on Mishley(英語とヘブライ語)


「愚かなる者よ、いつまで愚かであることに愛着し、智慧をあざ笑い続けるのだ?いつまで知るということを拒むのだ」


「智慧を得なさい、分別を得なさい。智慧を捨ててはならない、智慧はあなたを守るだろう。智慧を得ることに勝ることはない。できるならば、分別も得なさい。智慧を愛しなさい、それはあなたに誉れをもたらすだろう」


「私(神)はあなたに智慧と、正しい生き方を教えた。歩くうえで、あなたは何にもたじろがせず、走ってもつまずきはしない。これまでに学んだことを忘れてはならない。それはあなたの命であり、それを守らなければならない」


「歪んだ者の道をゆくな。歪んだ者の行いをまねるな。それらを避け、通り過ぎなさい。歪んだ者は悪事を行わずには眠れず、誰かを傷つけなければ眠れない」


「本当ではないことを決して話してはならない」


「もしあなたが自分の口から出た言葉に捕らわれたり罠にかかったならば、急いであなたを放すようにその者に告げなさい。罠にかかった鳥やシカのように、あなたは急いでそこから逃げなさい」



ソロモンの格言集:

「賢き者は智慧を蓄え、愚かな者の口は今にも破滅するのである」


「憎しみを隠す者の唇には嘘があり、中傷をするのは愚かな者である」


「他者について話すことは愚かであり、智慧のある者は沈黙する」


「噂話(中傷)をする者は秘密をもらし、誠実な者は事を秘めておく」


「愚かな者は自分の尺度が正しいとし、智慧のある者は助言に耳を傾ける」


「嘘の命は短く、真実は永遠に生き続ける」


「愚かな者は罪を分かち合い、正しき者は神のよき意をわかち合う」


「賢き者の舌は智慧を語り、愚かな者の口は無知を語る」


「賢き者が愚かな者と論ずるとき、愚かな者は怒り、嘲笑い、満足することはない」


「癒しの舌は命の樹となり、よこしまな舌は精神を傷つける」


「不忠な者はいさかいを植え付け、陰口は友を引き裂く」


「自らの舌と口を守る者は、自らの魂を危険から守る」



* リンクは都合により外しました。
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by ck-photo | 2006-02-19 03:21 | 日曜の哲学カフェ


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