満月の夜のDead Sea
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ナツメヤシの樹々の向こう
月に照らされるは波のない静かな死海
海抜マイナス400メートルの夜

おやすみなさい
また明日



今夜はユダヤの木々の新年・トゥ・ビ・シュヴァット(シュヴァット月の15日)というお祭りでした。

下記はこのトゥ・ビ・シュヴァットについて、去年は「中東に降る雪」という今は無きブログのほうで書いたものです。ユダヤの暦は354日ですから、毎年の行事の日付は西暦にすると移動します。今年のトゥ・ビ・シュヴァットは2月13日ですが、去年は1月の終わり。

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朝にベッドルームの窓に当たる雨がやけにうるさいなぁとおもったら、大きな氷の塊のようなものが、空から降っていました。

ここ数日のエルサレムでは「中東に降る雪」ではなく、なんと雹(ひょう)が降る日が続きました。ひょっとすると明日あたりは雪になるのかも。でも、やっぱりここはエルサレム。明日は青空快晴なんてことも可能ですが、短い雨季の冬の間(12月から3月まで)、一年間の雨がまとめて降り注ぎます。

エルサレムから死海へ行く途中の砂漠などでは、これからの2月、3月、砂漠の山々に青海苔を振りかけたようなやわらかな雑草が生えはじめるのを見ることができます。地中海沿岸のテル・アヴィヴに向かう高速道路の両側の田園地帯にも、雑草が芽を出して、日に日に美しい緑色になります。

ユダヤの一年には「木々の新年」「家畜などの動物の新年」「王様たちの新年」「人の新年」の4つの新年があるとApple&Honeyで話しましたが、今週の月曜日の晩にはトゥ・ビ・シュヴァットと呼ばれる「木々の新年」がやって来ます。この「木々の新年」は、エルサレムに建てられていたユダヤの神殿に、一年の木を税として収めることがそのはじまりです。中世の時代になり、カバラと呼ばれるユダヤの神秘主義は、このお祭りにさらに深い意味合いを持たせ、現在のようなお祭りのかたちとなりました。

a0017990_6241451.jpgトゥ・ビ・シュヴァットの晩には、食卓にはデイツ(なつめやしの実)、ドライ・イチジク、キャロブ、スターフルーツ、ナッツ類などの、イスラエルの土地から採れたフルーツをメインに用意し、春の訪れである木々の新年を家族でお祝いをします。a0017990_6261447.jpg
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この晩には、安息日などと同じようにワインが飲まれますが、自然界の冬から春への色の変化を感じるようと、一番はじめのグラスは白ワイン、そして次はロゼ、そして最後には赤ワインという順番で、ほんのりと少しずつ色づくグラデーションで飲まれます。家庭によっては同じようにテーブルに白い花、ピンクの花、そして赤い花を飾ったりして、もうすぐやって来る春が待ち遠しい夜となります。
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by ck-photo | 2006-02-13 06:24 | 何気ない日々


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